日記で振り返るワーホリライフ〜仕事探し編〜

先日ワーホリ時代につけていた日記を久しぶりに読み返してみました。
パースで生活していた時の様々な出来事や気持ちが書かれていて、いろんな感情が蘇り、すっかりタイムスリップしていました。


もがいてるなぁと感じたのが2016年4月の日記。アルバイト探しをしている時でした。
アルバイト探しは留学やワーホリの方が大変な思いをする事のひとつ。今日は私のアルバイト探し体験をシェアしたいと思います。


オーストラリアに来て4カ月が経ち、現地校の日本語クラスのボランティアをしていた私。住む場所も安定し、ボランティアの仕事も慣れてきた頃、さすがにワーホリ軍資金も減ってきてるので、履歴書を作り、それを英語の先生に文法やスペルをチェックしてもらい、オリジナル履歴書を完成させました。
「ローカルジョブをゲットするぞ!」と意気込んで、履歴書を40部プリントアウト!

履歴書の書き方はぜひ下記リンクをご参考ください。
ローカルジョブをゲット!ー履歴書編ー
※小林のブログに出てくる「パースのカフェでアルバイトしている親友」が実は自分で、ニヤついちゃいました。


普段からよく行くお気に入りのカフェや、Gumtreeといった現地の求人サイトをもとに気になるお店をノートにリストアップ。
そのリストと履歴書を携え、自転車で直接お店を回ることにしました。
なんともアナログな方法ですが、直接お店に行き、そこの店長さんに履歴書を渡すのが採用されるにあたり一番有効と言われています。


最初に向かったお店は働いていた学校から自転車で5分くらいに位置するローカルカフェ。電車では行きづらいけど、近所の人やワンコも一緒に楽しめる小ぢんまりとした、温かい雰囲気のお店。
ドキドキしながらも満面の笑顔で挨拶を交わし、「今仕事を探してるのだけど、店長さんはいらっしゃいますか?」と聞くと、まさに聞いた方が店長さん!
「ごめんね、ちょうど先週雇ったばかりなんだ。」とあっさりお断りされてしまいました。涙

それでも履歴書を受け取ってくれ、「東京、広島、京都に遊びに行ったことあるよ!日本はいい国だよね〜。」と話してくれ、緊張がほぐれました。とても良い人だったので、「実はこうやって仕事探すのはじめてで、とても緊張してたんです。どこか募集してそうなお店知らないですか?」と言ってみると、
「あはは〜緊張することなんてないよ!大丈夫大丈夫!コテスローにあるカフェは行ってみた?あそこは人も集まるから、募集してるんじゃないかなぁ?うちは今雇えないけど、タイミングあったら連絡するよ。頑張って!」と言い、履歴書を受け取ってくれました。
仕事が決まらなくとも、1軒目がここでよかった!
店長さんと"It's all good!"という店内の言葉に励まされ、仕事探しスイッチが入り、その後も自転車で何軒か履歴書を配りました。


「今は募集してないよ。ごめんね〜」
「店長いないけど、履歴書渡しておくね〜」
「バリスタ経験はある?ないのかぁ。じゃあ雇えないんだ、ごめんね。」

履歴書を配り始めて、10日経過。
まわったお店は19軒。履歴書を受け取ってもらえたお店は9軒。

全然うまくいかない。仕事が見つからない。
焦燥感に駆られ、日記には「せっかくのワーホリなのに、何してるんだろう。あー、もう自分は必要とされてない人間なのかもしれない。」なんて書いてありました。暗いですね。笑


落ち込んでいた金曜日の午後、パースの海を散歩し、気持ちを切り替えようとしていると、知らない番号から電話がっ!!

「この前履歴書をもらったカフェの店長だよ。元気?いきなりだけど、明後日の日曜日朝9時にトライアルにこれる?」

「もちろんです!」と即答。

電話を切ってからガッツポーズしたと日記に書いてました。まだ受かってもいないのに、チャンスをつかんだ〜!と、嬉しかったのを覚えてます。
すぐさまトライアルの服装で必要と言われた、黒い靴を買いに行きました。
そしてインタビューの練習をし、ウェブサイトに載ってるお店のメニューに目を通し、トライアルに向けて万全の準備を。
それなのに、トライアルでやらかしてしまうんですよね…
次回はそんなトライアルについて書きたいと思います。


杉原 由里 / Yuri Sugihara

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 S021)。高校時代のパース留学は毎日が新しい発見の連続でした。文化、人種もさまざまな環境に身を置くことで、相手を理解し、自分の意見や考えをしっかり伝えるには英語力にプラスして人間力も必要だということを実感。
また、その時に抱いた「世界をもっと見てみたい!自分の足で歩き、いろんな人や物に出会いたい!」という気持ちを大切にし、12年後。専門学校のスクールカウンセラーの仕事を辞め、友人と2人で世界横断の旅へ!

旅から帰国した私が再び向かった先は、自分の原点であるパース。インド洋に面する美しい町、パースで生活を送る中で、楽しいこと、悔しいこと、さまざまなことがありました。でもひとつずつ壁を乗り越えていくことで、自信がつき、どんなことも楽しめる自分に。
「人生を思いっきり楽しむ」ということを教えてくれたパースは私にとってかけがえのない場所になりました。

「やってみたい」という気持ちを大切にし、行動にうつすこと。そして一生懸命になることで、見えてくる景色があります。人生の絶景、見てみませんか?

パースで生活してきたからこそ、日本で生活していて感じることや思うこと、留学に役立つ情報を発信していきたいと思います。このカウンセラーに質問する