Mr BrownとOpera House


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「一般的な」という意味で思い浮かぶ英単語は皆さんどの位ありますか?

思い浮かんだ単語で、それぞれどういう違いがあるかまできちんと理解し、使い分けが出来るという方のほうが少ないと思います。

私がワーキングホリデーでシドニーに来た当初、ホームステイ滞在でした。
学校から帰ってくると、ホストマザーとお話したりするのがとても楽しみで、ある日、私の名字についての話になったときです。

「一般的な名字ではない」ということを言いたかった私は、一般的=Popularという単語を使って

My family name is not popular と言ったのです。

おそらく、辞書を引きながらとか、頭をフル回転させて単語を振り絞ってその文章をつくりました。

通じました。
辞書を引き引き、単語を繋ぎ合わせて言ったことも「おそらくこういうことが言いたいんだろうな。。。」と伝わるものです。

そのあと、ホストマザーは優しく教えてくれました。

その場合は正しくは、Commonを使うのよと。

「たえば、"Brown is one of the most common family names というけれど、Popularは使わない。
なぜならBrownさんてたくさんいるでしょ?

Opera HouseはPolularだけど、Commonではないのよ、Opera Houseは1箇所しかないから。」

ひとつしかないもので大衆向けに一般的なものである場合などはPopular
普通によくあるもの、見られるものはCommon。

ホストマザーは、Mr BrownとシドニーのランドマークであるOpera Houseを例に使って分かりやすく説明してくれました。

ワーキングホリデーや留学生の方で、滞在方法を悩まれる方もいますが、ホームステイ滞在をするかどうかも、コミュニケーション力向上を目指す上で大事なポイントです。
最初の1ヶ月くらいはホームステイの滞在をしつつ、学校で習ったことを実践!してみましょう。

自分の間違えをを通じて学んだことは、本当に忘れないもので記憶にしっかり残るものです。
次は正しくその単語を使えるようになっていきます。

学校でも、ホームステイ先でも、間違えた分だけ英語力のアップに繋がっていきますから間違えを恐れず、「話す」ことにチャレンジしてほしいなと思います。

それが、のちに一つ一つ自信となります。
自信がつけばその分、英語を話すのが楽しくて仕方がない!というようにどんどん海外での生活も大きく変わってくるはずです。

 

大越 麻結 / Mayu Okoshi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G175)。高校2年の時に、ノースシドニーのカソリック系女子校へ2週間の短期留学。当時、Appleという単語すら聞き取れなかった私を温かく迎えてくれたホストファミリーとの出会いを通じ、またオーストラリアへ来る事を心に決める。その後、アパレル業界勤務、実家家業を経て、2002年ワーキングホリデービザで渡豪。1年の滞在が終わりに近づく頃、何かを得てから帰国したいと考え、専門学校へ進学。Diploma of Public Relationsを修了する。留学業界との出会いはワーホリ時代に遡る。その後、英語学校スタッフとしての勤務、オーストラリア留学センターシドニーオフィスで12年の勤務を経て東京オフィスへ異動。2021年から再びシドニーオフィス勤務。このカウンセラーに質問する