“マキアート”にご注意を!

4日間のイースターホリデー中、日曜日を除いて比較的いいお天気だったゴールドコースト。波が穏やかな内海にはたくさんのボート。公園に設置された無料のBBQエリアで楽しむファミリー。ビーチや運河沿いのカフェも賑わっていました。

今日はいつものお金の話は置いといて、そんなオーストラリアのカフェのお話です。

オーストラリアはイタリアからの移民の影響でEspressoをベースとしたカフェ文化が根付いています。あちらこちらに小規模のカフェがあり、朝コーヒーを片手に仕事へ向かう人、散歩がてらのんびりおしゃべりを楽しむ人などオーストラリアの日常風景です。せっかく、オーストラリアに来たらこんな”日常”体験してみたいですよね。

 

そんなオーストラリアのカフェで日本人に限らず北米を含む観光客がやってしまう失敗(?)がマキアート(Macchiato)です。

「あ、知ってるやつあった!これにしよ~。よくスタバで頼むんだよね(・∀・)…マキアート❤」

 

実はスタバをはじめとするシアトル系コーヒーのマキアートとオーストラリアの一般的なカフェのマキアートはまったく別物です。スタバのマキアートにはミルクがたくさん入っています。一方、オーストラリアのマキアートはShort Black(エスプレッソに近い)にスプーン1杯程度のスチームしたミルクをのせたものです(一部スタバタイプのマキアートを提供しているカフェもありますが)。

なぜこんなことになっているのか…

マキアートとはイタリア語で「染みのついた」という意味で、エスプレッソに注いだミルクの跡が染みの様に見えることから名づけられたのですが、この解釈が違うのです。

 

ちなみに、いわゆるドリップ式コーヒーを提供しているカフェは稀ですし、アイスコーヒーも日本のそれとは違いますのでご注意を!

(注:上記はゴールドコーストのカフェのほんの一部。マキアートの写真は含まれていません。)

せっかく息抜きにオシャレなカフェに行ったのに「思っていたものと違うものが出てきて飲めなかった」は残念です。また、カフェのコーヒーは意外と高めなので無駄なお金は使いたくないですよね。

 

文化の違いも知った上で、素敵なオーストラリアの"日常"を楽しんでくださいね。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

会計業務などを担当しています。

日本の大学で経済学部を卒業後、金融関係の会社での勤務を経て、2012年にワーキングホリデーで渡豪。「1年しかないなら、やりたいことは全部やる!」を目標に、大自然の中でのローカルの仕事などを経験。翌年、就職活動で英語力を証明するためのIELTSを学びに語学学校へ入学し、卒業時にIELTS6.5を取得。もっと学びたいと、サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月に同大学を卒業し、現職。

趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。これまでに20カ国を訪問。オーストラリアでもたくさんの都市に出かけました。オーストラリアで出会ったコーヒーも大好きです。