日本の保育園もひよこ組とかうさぎ組と名前がつくと思うのですが、うちの園はこんな感じで、オーストラリアの動物縛りの名前になってます。
Possums (ポッサム)6週間〜1歳半
Bilbies (ビルビー)1歳半~2歳組
Koalas(コアラ)2~3歳組
Kukabburas(クカバラ)3~4歳組
Wombats (ウォンバット)4~5歳組
※こちらの保育園は言葉の数や発達具合によってクラスをスキップしたりリピートするのが普通なので、年齢はざっくり
長男はクカバラ組、次男はちょうどポッサムからビルビー組へ移行中。長男はついこないだまでポッサムクラスで床に転がっていたはずなのに、気がついたら上から2つ目まできてしまいました・・・
日本の保育園事情やオーストラリアの他の園事情はわからないのですが、うちの保育園は外で過ごす時間が圧倒的に多いです。ゴールドコーストで1年中外遊びができる気候というのもあるかも知れませんが、大雨や強風の日以外は、1日の大半を保育園の庭(月齢に合わせて庭が3つある)で自由に過ごしています。
遊び時間以外は週のテーマに沿って色々なアクティビティをしています。(最近のヒット:先生お手製・牛の乳搾り体験)

月曜日:Japanese
水曜日:Karate
木曜日:S.T.E.A.M
※いずれも30分〜1時間程度のレッスン
入園させた時は知りませんでしたが、日本語とカラテのレッスンという、日本びいきの園でした!特に日本人が多い園でもないんですけどね・・(ちなみに日本人の先生は1名、子どもは日本のバックグラウンドがある子が園全体に何名かいます)
Japaneseは日本語が出来るオーストラリア人の先生から学ぶのですが、たった30分程度のレッスンで、驚くほど日本語を覚えて帰ってきます。私が教えていない日本語の歌をいきなり歌い出したり・・・バイリンガル教育に完全に失敗し9割英語となってしまった息子ですが、一応クラスでは「最優秀者」らしいです。(じゃないと困る!!!!)
Karateもオーストラリア人の先生(女性!)が教えてくれるのですが、礼をしたり、数を日本語で数えたり、技の名前も日本語で通しているので、身体を動かしつつ日本語も使えてこれまたありがたい。戦いごっこが大好きな4歳男子にはたまらないクラスです。
ただ、JapaneseよりKarateより彼が夢中なのが、S.T.E.A.M。
Science(サイエンス)、Technology(テクノロジー)、Engineering(エンジニアリング)、Arts(アーツ)、Maths(数学)を組み合わせたもの。
STEMは耳にすることがあると思いますが、そこにArts(お絵描きや音楽など)も含め、より幅広く子どもの感性を育てる教育手法のようです。
STEAMクラスは今年から始まり、園から専門に雇われているミスター・エリックという男性の先生が教えてくれています。
最初は3~4歳児にどうやってサイエンスを教えるんだろう?と疑問でしたが、スライドを使い絵や写真で説明をしつつ、最後には必ず工作をして、学んだことをアウトプットしており、それが凄く子どもに響いています。
こちらはGravityの授業の最後、積み木でシーソーを作って重力の実験中。

地理から始まり、この半年で宇宙科学・生物学・海洋学・物理などやってきましたが・・・
「Angler fish(アンコウ)は真っ暗な海の底に住んでいる!」
「ジュピターは中が熱いからスペースシャトルでも近づけないんだ」
「手に持っている水筒を離したら、重力(Gravity)によって下に落ちるんだよ」
などなど、毎回学んだ知識を披露してくれます。結構理解していることに関心!
何より息子はミスターエリックの大ファンで、毎朝「今日はミスターエリックが来る日?」と聞いています。
ミスターエリックのクラスで特に何がすき?と聞いてみると、Space and Physicsだそうで・・・。私では絶対に教えられない分野なので、自宅保育だったら彼の興味に気づくことはできなかった。保育園に感謝です。
一方で下のチビちゃんはまだレッスンがないですが、先生が色々なアクティビティを用意してくれています。次男は保育園が楽しすぎて、迎えに行ったら走って逃げますw

未就学児の保育については色々な考え方がありますが、我が家の子どもたちは保育園でたくさんのことを吸収しているので、通わせてよかったなーと心から思っています。そして何よりも子どもたちが先生のことが大好きなので、信頼のできるEducatorsに出会えてよかったです!(先生方、大リスペクトしてます)
長男の保育園卒業(&小学校Prep入学)まであと1年半。楽しく通って、たくさん良い思い出を作ってほしいなと思います。