車の運転はカンガルーにご注意を!パート2

以前、パース支店の坂本のブログにて、車の運転はカンガルーにご注意を! (カンガルーは人間の2倍以上生息しており、カンガルーに関連した車の事故も後を絶たないので注意!)という記事がございましたが。。

イースターホリデー中の楽しい出来事をご紹介したかったのですが、本当にカンガルーに出会っちゃいましたよ!!と言う事故のご報告です。ホリデー明けの週初めから暗い話題ですみません。

car 3 by Bloody Nick

釣りに行く途中、まさに夜明け前の真っ暗な中での出来ごと。
時速80キロ巡行(制限速度は100キロの中)、ゆるやかな右カーブを抜け直線に入った途端、反対車線側に何か大きな影が一瞬見えたと思ったら、次の瞬間、ガガガガーーン!体当たり!ハンドルが左右に巻き込まれるのをぐっと抑え、ただただ急ブレーキです。。。。

しばし呆然。。全く避けきれませんでした(避けるとかのレベルじゃない)。奴らは「突っ込んできます!」、本当に!!

結果↓ ボッコボコでサイドミラーが吹っ飛びました。
DSC_0075

車を止め、恐る恐る振り返ると、そこにカンガルーの姿はなく、、逃げていきましたが無事だったのだろうか。。

カンガルーに出会った際、大きく避けようとしてハンドルを切り、道路から外れ車が大破したり、乗用車の場合はフロントガラスに突っ込まれたりで、カンガルーが原因で大怪我、最悪の場合、お亡くなりになられる方も実際にいます。。。

今回、車が修理になるのは痛いですがカンガルー事故の場合「怪我なし、命あっただけでも良し」と考えます。

ちなみに、保険会社の人曰く、保険適応の車の修理の割合で1番多いのが、なんとカンガルーによる損害だそうです。全体の約3割程度もあるらしいですよ。
http://www.nrma.com.au/sa/roo-risk

ワーキングホリデーで車を購入してラウンドする方もいらっしゃるでしょう。
大学生で普段の足に使うために購入する人もいるでしょう。

車を購入した場合は、必ず「任意保険」に入りましょうね。レンタカーも当然、借りる際に保険内容を確認して加入してください。野生動物にぶつかった際に保険適応になるかは、animal collisions が含まれるかどうかなので必ず確認を!

今回も当然、すぐに保険会社に電話して、カンガルー事故の報告と今後どうしたら?を聞きました。「自走できそうなら自力で帰って、途中ダメならまた電話して」ということで、なんとか帰宅しましたが、ロードサイドサービスも絶対に加入してください。

あと被害にあった場所をしっかり記録しておきましょう。
Google Mapでスクリーンショット撮るのをお忘れずに!(保険会社に後で説明するのに役立ちます)
ちなみにここ↓です。
Screenshot_2015-04-04-06-56-13

あと、ぶつかったカンガルーがお亡くなりになられた場合は、州によって管轄が違いますが、Wild life Rescue やAnimal Rescue にも連絡が必要です。

SA州の場合は・・
Fauna Rescue of South Australia
http://www.faunarescue.org.au/
でヘルプしてくれます。

まさに運転される方にとっては、他人事ではありません。夜中の運転は「本当にカンガルーにご注意を!」です。

齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。1999年、経済連を退社し、ニュージーランドに留学→2000年、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスでのサポートと様々な形で留学生と接する日々。このカウンセラーに質問する