本当は家具が欲しいのに・・・

オーストラリアに来て間もないころのお話。

シェアハウスで生活していたのですが、その部屋には最低限の家具しかなく、そのくせ部屋は広かったので、どうせなら可愛い部屋に住みたい!自分でベットカバーなどを揃えよう!と決めました。

クイーンズランドには、ゴールドコーストとブリスベンの間(若干ブリスベンより?)のローガンというエリアに日本でもおなじみIKEAがあります。

ちょっと距離があるけれど、色々安いし、どうせなら行ってみようと、オージーシェアメイトに

「ねーねー、IKEAってここから行くの大変?電車とバスかなぁ」と聞くと、「???」とはてなが飛び交った後に

「わざわざ電車に乗らなくても、すぐ近くにあるよ」と言われました。

え!私、HPで、ローガンにあるって見たんだけど。もしかしてこの辺りに新しく出来たのかしら?!と思い、

「えーどの辺にあるの?」と聞くと、

「ほら、あのコンビニとかある、小さなお店が集まっているところあるでしょう?あそこにある。」と。。。

え?あんな小さなところにIKEAがあるわけ?!日本のIKEAってかなり広いけど、オーストラリアのIKEAはコンビニサイズなのか?!

と今度は私の周りにはてな「???」が飛ぶ。

シェアメイトは私が場所を理解していないと思ったようで
「ほら、ここの通りをまっすぐ行って○○通りまで出て、右に曲がるでしょ。それで、、、」とご丁寧に道案内までしてくれています。

うーん。。。そこは毎日通るけど、どう考えてもIKEAなんてないぞ。これは、何か上手く会話がかみ合っていないと思い

「あの、IKEAってさ、あれよ?北欧の家具屋さんだよ?スペルはアイ・ケー・イー・エー」

といったところで、

「あぁ!!!IKEAね!ゆりやが"眼科"って言っているかと思った!」

と、やっとすれ違いが判明したのでした。

という前置きが長くなりましたが、ようはIKEAの発音についてのお話です。
日本では「イケア」と言いますが、英語では「I」を「アイ」と発音しなければいけないというところは知っていたため、私はシェアメイトに「アイケア」と伝えていました。

しかし、英語圏の発音は「アイキア」になります。

そのため、アイケア=eye care=眼科となり、家具が欲しいのに、近所の眼科への道のりを紹介されていたのです。

※本国スウェーデンでは"イケア"が正しいようです

お恥ずかしい話ですが、英語を第二言語としている限り、こういう間違いは尽きません。昨夜も「ヴェポラップ(Vaporub)」が通じず悔しい思いをし、Vaporubを呪文のように連呼しながら眠りにつきました。(ヴィックスって言えば簡単だったんですけど)

でも、こういう間違いをすると、2度とその単語の発音は間違えません。ですので、皆さんも間違いを恐れずに、どんどん英語で喋っていきましょう。

また、伝えたい単語が伝わらない時は、単語の綴り(スペリング)を伝えれば、OKですよ!
(私はヴェポラップのスペルすらわからず、“風邪引いた時に胸に塗ってスースするやつ”で乗り切りました)

アイキア・オーストラリアのウェブサイト☆
http://www.ikea.com/au/en/

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する