オーストラリアでは、ボランティアに携わっている人というのはかなり多いように見えます。これは、コミュニティに対する考え方が日本とは少し違うからかもしれません。私が実習を行っている小さいセンターにも何人ものボランティアメンバーがおり、それぞれ仕事や勉強と両立しながら自分にできることをできる範囲でしています。参加する理由は「家で暇してfacebook見てるより断然いい」「自分が社会の力になれることがあるなら少しでもやりたい」など様々。ボランティアの価値や意味は多岐に渡りますが、「ボランティアとしてコミュニティに参加する(自分の居場所がある)というだけで個人にとっても社会にとっても大きな意味がある」というのが基本の考え方です。

Q. どうやって探す?
多くは単発のイベントやNPO、公共機関(図書館など)でボランティアの機会を得ることができます。何をやりたいか、どの機関でやりたいかが決まっていればそれをキーワードにして検索をかけるのが手っ取り早いですが、もしまだなにも決まっていなければ下記のようなウェブサイトをチェックしてみてください。
SEEK Volunteer:
求人サイトSEEKのボランティア版、使いやすいです。
Volunteering Victoria:
現在募集中のボランティア情報だけでなく、ボランティアとはなんぞや?どういう意味や社会的効果があるのか?などの情報も載っています。
メルボルン市公式ボランティア情報ページ:
市を上げての大きなイベント(Music week, Fashion Week)などはここでチェック!
Q. なにを準備する?
履歴書、もしくは専用フォームへの記入が必要になります。また、ボランティアの内容によってはビクトリア州警察公認の無犯罪証明書、Working with Children Checkといったものが必要になる場合がありますので、募集要項をよく読んで応募するようにしましょう。また、書類が通った後は面接がある場合がほとんどなので、そのための準備もしておいたほうがよさそうです。
ここまででお気づきの方もいるかもしれませんが、就職活動の方法にかなり似ていますね。就職活動とは違ってプレッシャーが無いのが良いところですので、これから本格的な就職活動を考えていらっしゃる方にもおすすめです。
弊社天ヶ瀬が先日ボランティアに参加した時の様子をブログ「ボランティアに参加してみた@アデレード」でご紹介しているのでよろしければこちらも合わせてご覧ください。