オーストラリアNo.1のヒップスターな都市?

先日インターネットニュースを見ていると、ある記事がふと目に飛び込んできました。

”オーストラリアでHipster(ヒップスター)な都市ランキング”

Hipsterという単語を日本語に訳すのは難しいのですが、ユニークでおしゃれな感覚を持っている人/モノを指します。洋服も有名ブランドよりビンテージや古着屋・マーケットなどで掘り出し物をうまく探すタイプ、音楽もポップよりインディーロックやジャズ、男性はヒゲをおしゃれに生やし、女性はプリント柄の洋服をうまくコーディネートしている感じです。わかりますかね?つまり、ちょっと個性的で、おしゃれで、イケてる人たちのこと指し、彼らが集まるお店や都市は自動的に”ヒップスターな場所”となるわけです。

私の中で"ヒップスターが集まる街"といえば芸術・アートの街・メルボルンなので、「1位はメルボルンだと思うけど、2位はどこなんだろう〜」と興味本位で記事をクリックしたら、、、、

Gold Coast has been named Australia's Most Hipster City
(オーストラリアで一番ヒップスターな都市は、ゴールドコースト!)
という見出しが目に飛び込んできました。

(゚∇゚ ;)エッ!?目が点になる私。
※ニュース記事が読みたい方、こちらこちらをどうぞ。

確かにゴールドコーストはここ数年みるみるうちに発展し、おしゃれなお店もグッと増えたんです。ただ、いくらなんでも芸術・アートの街・メルボルンには勝てないでしょ!!と思い、色々調査をしてみたところ・・・今回Movehubという会社が行った調査では"Hipster度"を下記の4つ要素それぞれで統計を取り、合計点数が多い順にランキングにしたとのこと。


1.デイリー(乳製品)フリー/ビーガン(菜食)オプションが多いかどうか
2.コーヒーショップ(カフェ)の数
3.Tattooパーラーの数
4.ビンテージショップ/レコードストアの数
なお、これは人口10万人に対するそれぞれのお店の数を数える。


うーん。そもそも、ヒップスターの基準を"ビンテージレコードを聞いて、タトゥーを入れて、コーヒーを飲むヴィーガン"という固定概念に固めるのは違うでしょ!と、判断基準から突っ込みを入れたくなこのランキング・・・。
ですが、リストを見てゴールドコーストが1位になった理由が納得できるポイントもありました。

◉デイリー(乳製品)フリー/ヴィーガン(菜食)オプションが多い!

デイリーフリー・ヴィーガンオプションは、ゴールドコーストは物凄く多いです!一般のカフェにもほぼ必ずヴィーガンメニューはありますし、普通のミルクの代わりにソイミルク・アーモンドミルク・ココナッツミルクなどで代用してくれるところもたくさんあります。また、ビーガンカフェ/レストランの数も多し!オシャレでインスタ映えをするところも多いので、ヴィーガンではない人もご飯を食べに行く、流行りのお店になっています。

ゴールドコーストで有名なヴィーガンレストラン・Cardamon・Pod
あとはアサイーボウルなどフルーツをふんだんに使ったスムージーボウルは、置いてないカフェはない!というくらいどこでも提供されています!これは気候なども大きく関係しているのかもしれませんね。(ゴールドコーストは年中温暖なので、季節関係なくスムージーボウルは人気なんです)

また最近は、Eco Friendlyな商品&ヴィーガンフードのみが出店可能なマーケットThe Green marqueeが開催されたり、ヴィーガンのレストランのみを集めた超オシャレ・フードコートLC Miamiも完成し、話題を集めています。(ここではラーメンもヴィーガンなんですって!)

The LC Miamiさん(@thelc_miami)がシェアした投稿 -



◉コーヒーショップ(カフェ)の数!

コーヒーショップ/カフェの数ですが、これは「人口10万人に対するお店の数」というのがトリックですね。ゴールドコーストは地方都市として発展はしてきているものの、他都市と比べると人口はまだまだ少ないです。ただ地元民以外に観光客の人口が多いので、人口に対してのカフェやレストランの数は、やはり多いのだと思います!また観光スポット以外にも住宅街にある隠れ家的なカフェもたくさんあります。
ちなみに、このランキングは世界規模で行われたのですが、コーヒー部門ではゴールドコーストが世界で1位!人口10万人に対して140軒以上のコーヒーショップがあるそうです!!(これが多いのか少ないのかを判断するのが難しいですが、世界一位なので多いんでしょうね〜)

Tatooパーラーについてはあまり詳しくないのですが、"観光地"なのでそれなりに数が多いのだと思います。日本とは異なりファッションとして楽しまれているタトゥーですが、欧米の方は長期ホリデーでリゾートに行った時にタトゥーを入れることが多いようなので・・・。
そして最後のビンテージストア・レコードストアですが、これはゴールドコーストはめちゃ少ないので、ポイントはかなり低かったのではないかと思います。ただ、地元のデザイナーが出店できるクラフトマーケットなどは盛んです!


さて、上記のランキングではHipsterに認定されてしまったゴールドコーストですが・・・ここに住んでいる人たちは古着よりも水着、レザーシューズよりビーチサンダルを好むため、"オシャレピーポー"からは程遠いと思います・・・。実際今回のランキングに対するゴールドコースト市民の反応も、「いや、ゴールドコースト市民はそんなにオシャレじゃないよ・・・」と自ら否定しているコメントが多かったです(笑)

ただ、他都市と比較してヘルシー志向のお店が多いこと・人口に対するカフェが多いことは新しい発見!ヘルシーなライフスタイルがお好きな方や、カフェでのアルバイトを探している人にとって良い環境ですね☆
ビーチや緑に囲まれた生活もしたい、でもオシャレなカフェ巡りも捨てがたい・・・と言う欲張りさんに、ゴールドコースト留学はおすすめですよ!
美味しいコーヒーをお持ち帰りにして、ビーチで飲むのも最高です^^

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

【育休中/2024年12月ごろ復帰予定です】豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する