ビーチのアート・フェスティバル

普段は一生懸命勉強を頑張っている留学生の皆さんも、息抜きは大事。休日はローカルイベントを探してオーストラリアらしい空気を味わいに出かけてみませんか?

この週末から17日までゴールドコーストのカランビン・ビーチで開かれているのが、スウェル・スカルプチャー・フェスティバル(Swell Sculpture Festival)です。

http://www.swellsculpture.com.au/

カランビンには言わずと知れたゴールドコーストの観光名所の動物園があり、コアラをはじめ可愛らしい動物たちに会いに、たくさんの観光客が訪れます。しかし、そこから徒歩5分のカランビン・ビーチまで足を伸ばす観光客はほとんどいません。普段はとても静かな場所ですが、この時期はたくさんの人で賑わいます。

今年は40人近いアーティストによる50以上の作品が約1kmに渡るエリアのビーチやエスプラネード(遊歩道)に展示されています。歩いていると、美術館にいるような、物語の中にいるような、仮想現実の中にいるような…不思議な気分になります。

アートの向こうで普段通りウインドサーフィンしたり泳いだりしている人の姿があるのも、その一瞬しかない景色だと思うととても貴重なものに思えます。また、大人も子供もサラサラの砂の上を裸足で歩きながらアートを楽しんでいるのもここならではの風景です。

 

美術館に展示されているような作品があったり
ひとつひとつの本がタイトルのビンテージ雑貨(スプーン、切手、ボタンなど)でできた作品があったり
野外ならではの風と一体化して成り立つアートがあったり

どの作品も独創性があり、自然と上手く融合していてステキなのですが、今回私が一番気に入った作品は「Blue」という作品。
鑑賞者が青いプレートにメッセージを書き込める参加型で、小さな子どもから大人までたくさんの人が参加していました。プラスティックのプレートが鳴らすカラカラという涼し気な音もBlueというテーマにぴったり。メッセージを見るのも楽しく、私が惹かれたのはBlue Sky, Blue Ocean, Hard to Feel Blue...(青い空、青い海があれば、落ち込むなんてできない)ゴールドコーストらしいメッセージです。

♥作品の載っているインスタグラム:https://www.instagram.com/swellsculpture/

私はビーチもアートも大好きなので毎年出かけていますが、時間(日の当たり方)によっても表情が変わって面白いです。朝日や夕日の時間帯は特に幻想的。また、夜になるとライトアップもされ、その時間帯の方が映える作品もあるようですよ。

観光ではなかなか行かないこのようなローカルイベントはオーストラリア各地で開かれています。留学中はフェイスブックやイベント情報サイトなどをチェックしてみましょう。留学生活ならではの体験ができると思います。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

会計業務などを担当しています。

日本の大学で経済学部を卒業後、金融関係の会社での勤務を経て、2012年にワーキングホリデーで渡豪。「1年しかないなら、やりたいことは全部やる!」を目標に、大自然の中でのローカルの仕事などを経験。翌年、就職活動で英語力を証明するためのIELTSを学びに語学学校へ入学し、卒業時にIELTS6.5を取得。もっと学びたいと、サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月に同大学を卒業し、現職。

趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。これまでに23カ国を訪問。オーストラリアでもたくさんの都市に出かけました。オーストラリアで出会ったコーヒーも大好きです。