映画館で実感、英語力の伸び

字幕をつけたり、吹き替えをしたりする必要がないからでしょうか?オーストラリアではハリウッド映画などが日本に先行して公開されることが多いです。世界中て大ヒットした「Frozen (アナと雪の女王)」もオーストラリアでは米国とほぼ同時である2013年12月に公開されました。日本公開はそれから3ヶ月後の2014年3月でしたね。日本に先がけて話題作(特に続編!)などを楽しめるのは、英語圏で留学生活やワーキングホリデー生活を送る特権かもしれません。
私が初めてオーストラリアの映画館に行ったのは2013年6月、オーストラリアに来て1年が経った頃でした。映画の題名は「Now You See Me」。邦題は「グランド・イリュージョン」で公開は2013年10月でした。お友達が私の誕生日をお祝いしてくれることになったのですが、そのうちのひとりが自他ともに認める超雨男。「雨が降っても楽しめることをしよう!」ということで映画を観に行くことに。しかし、実は映画にはあまり興味がなかった私(^_^;)

何を観るのかも知らず、とりあえずついていって席に座る…

そして、映画が始まって気がついた…

 

あっ!字幕がないっ!

 

当たり前のことなのですが、そんなこと全く頭になかったのです。オーストラリアに来てからDVDもテレビもエンターテイメントというよりは英語の勉強のために観ていたので、必ず英語の字幕を付けていた私。しかし、映画館では英語の字幕すらない。しかもお友達が私のために選んでくれた作品は私の大好きな謎解き(?)系。理解できるのか、楽しめるのか不安な中物語は進みます。そして、さらなる気付きが…

 

あれっ?普段通りに観てるのに、ちゃんと理解出来てるっ!

 

字幕がないことを気にしていたのも最初だけ。1年間の英語力(特にリスニングスキル)の伸びを感じられた瞬間でした。それが大きな自信になり、それからはDVDもテレビも字幕なしで見るようになり、今ではエンターテイメントとして楽しんでいます。そして、私の大好きなストーリー展開だったこの映画は、私にとって特別なものになりました。

 

少し前の話ですが、この映画の第2弾がやはりこちらも日本にさきがけて公開されました。さっそく映画館へ行ってきましたが、期待を裏切らない内容でしたょ。日本では今週、9月1日公開予定だそうです。

映画館やオプションにもよりますが、オーストラリアでは最新作でも土日でも$15くらい。私はゴールドコーストのハーバータウンにある映画館に行きますが、いつも$10以下で見ています。また、ゴールドコーストのカジノ「ジュピター(Jupiter)」では毎週月曜日、無料(会員)または$5(非会員)で映画を見ることができます。最新作とはいきませんが、有名な作品も多く上映されているようです。テレビやDVDと違って、映画館に行くとその2時間はその世界に集中します。映画好きの人はもちろん留学中のリラックス方法のひとつとして、当時の私のようにあまり興味がない人も留学の効果を実感する手段として、映画館に足を運んでみてはいかがでしょうか。何か新しい気付きがあるかもしれません。

 

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

会計業務などを担当しています。

日本の大学で経済学部を卒業後、金融関係の会社での勤務を経て、2012年にワーキングホリデーで渡豪。「1年しかないなら、やりたいことは全部やる!」を目標に、大自然の中でのローカルの仕事などを経験。翌年、就職活動で英語力を証明するためのIELTSを学びに語学学校へ入学し、卒業時にIELTS6.5を取得。もっと学びたいと、サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月に同大学を卒業し、現職。

趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。これまでに23カ国を訪問。オーストラリアでもたくさんの都市に出かけました。オーストラリアで出会ったコーヒーも大好きです。