北海道で英語は通じるのか

先日日本に帰国をして、地元北海道の洞爺湖というところに家族で行ってきました。日本の夏を体感するのは4年ぶりだったので、わくわく♩
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洞爺湖といえば以前G8サミットが行われた場所であり、実は通訳スタッフとしてこのイベントに参加をしていた私。(当時は若かりし大学生)

数人以外はほとんど東京から通訳の方がいらっしゃっていて、「北海道の人は英語が出来ないって思われているのかな・・・」と悔しく思った事を、今でも覚えています。

そんな思い入れのある洞爺湖に、今回は仕事ではなく観光客として訪れることに。リラックスして某ホテル到着。
ロビーに到着するとかなり混雑しています。ん?良く耳を澄ませてみると・・・・

あれ、英語???

そう、見た目がアジアなので最初気がつかなかったですが、ロビーに居た方達、ほっとんどが日本人ではなかったんです。
冬には国外からたくさんの観光客が来るのを知っていましたが・・・私が日本の離れている4年間で、夏の北海道がこんなにも有名になっているとは!!!

観光地とはいえ田舎(洞爺の方ごめんなさい)ですから、英語対応大丈夫なのかな・・・と見ていたのですが、

英語対応、完璧!!!

あまりのスムーズな英語対応を見て、感動です。

私たちがお部屋まで案内される場面になり、担当してくださった方に「海外からのお客様は多いのですか?」と聞くと
「年間で約4割が海外で、シンガポールや香港の方が多いです」とのこと。そして「特に今日は団体の方が多いです」と。

アジアのお客様対応でもやはり英語対応が主流なのね〜と学ぶわけであります。

さて、お食事の時間になりバイキングだったのですが、会場につくと、「日本人いなくない??」と首をかしげるレベルで、外国人率高し!
ただ更に驚いたのが、サービススタッフ、バイキングを取り仕切るシェフの方、皆さん英語対応が出来ていること!

そして、観光客の方もガンガン英語を話してくる。私もバイキングに並んでいたときに、「ねぇ、これは何で出来ているの?」と普通に英語で聞かれました。
普通に英語で答えましたけどね、、、、向こう的には「これくらいの英語が理解出来て当たり前」という感覚なのでしょうけど、日本で日本人に普通に英語で話しかけちゃうあの空間は、面白いなーと感じながら、洞爺湖ステイを楽しんだのでした。

さて、あっと言う間に時は経ち、日本を去る日。私は千歳から一度成田へ飛び、そこからジェットスターの直行便でゴールドコーストに帰ります。
千歳から成田の便も、やはり観光客で埋まっています。
搭乗手続きの際、大きな手荷物を持って乗りたい外国人のおばちゃん(アジア系)と、大きな荷物は預けるように促すグランドスタッフの方(日本人)のバトルが繰り広げられていましたが、これも全部英語でやり取りです。
国内線であっても、英語が出来る方がちゃんと配置されているんだな〜と感心したのであります。

今回の日本滞在では、英語の大切さを痛いほど感じるとともに、「英語が話せる人が増えて来ている!」ということも感じました。
言ってしまえば北海道で(北海道の方、本当にごめんなさい)で、あんなに英語対応がしっかりしているとは思いませんでした。サミットの時の悔しい思いが晴れた気がします。
それだけ、全国に英語が話せる人材が増えて来ているということですよね。

「英語が話せること」は仕事を探す上でプラスにはなるけれど、これからはもっと「英語を使って何が出来るのか」を問われる時代になってくるでしょう。

これから留学を考える方は留学時代に何を身につけ、それをどう活かしたいか、もっと考えていきましょう!

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

【育休中/2024年12月ごろ復帰予定です】豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する