新型コロナ感染追跡アプリ-COVIDSafeを使おう

オーストラリア政府が、新型コロナウイルス感染追跡アプリの「COVIDSafe」を発表しました。
このアプリは、インストールしたユーザーと相手との距離が1.5メートル以内の範囲かつ、15分以上入った場合に、ブルートゥースを使ってログを記録するというもので、「接触状況」を記録します。

また、21日以内に感染者と接触がなかった場合は、データは自動的に消去されますが、感染者との接触が確認された場合は、ユーザの同意を得た後、最近の接触データが保健局と共有されます。

4月28日に発表されてから一気にダウンロードが進み、現在はオーストラリア国内で500万件以上のダウンロードされています。

もちろん、自分もインストール!

インストールは簡単で、氏名(仮名も可)、年齢帯、携帯電話番号、郵便番号を入力するだけです。すると上記の画面が立ち上がります。

アプリ内のお姉さんがBluetoothの盾をもっているので、しっかりガード(というか、動いているだけ)してくれていると思います。思いますというのは、自宅勤務ということで、周りには家族しかいません。その為、実際にこのアプリからなにかメッセージが来たこともありません・・・。

ちなみに、500万件ダウンロードされたと書きましたが、オーストラリアの首相が設けている目標には、若干届いていないようです。

オーストラリアでは現在1600万人のスマートフォンユーザーがいますが、その40%となる”640万人以上”を目指しているようで、金曜日までに少なくとも、更に100万人以上のダウンロードを必要とのことです。

また、この結果によって、各州(準州)が、どのように規制を緩和していくかの決定材料になるとも言われています。つまり、自分たちがしっかりこのアプリを利用することで、新規感染者が更に少なくなり、規制緩和のスピードが早まるわけです。

学生ビザやワーキングホリデービザの方もインストールできますし、基本的にインストール後は放置するだけなので、特に設定は必要ありません。

オーストラリア国内にいる方は、是非インストールしてみてください。

ちなみに、オーストラリアも日本と同じく?これ系のアプリが政府から発表されると「セキュリティはどうなんだ!」「プライバシーはどこに!!」みたいな声が上がります。

もちろんそれはそれで大事ですが、今回オーストラリアが何より優先事項としているのは、新型コロナウイルスに勝つこと。そのためには、ある程度の犠牲はしかたないと割り切っています。

そういう点で、オーストラリアのモリソン首相が日々国民に伝える「いいから、まずはスタート。やることをやろう。話はそれからだ」というのは、説得力かつ安心感があり、強力なリーダーシップを発揮しているなと感じます。

よし、今日も頑張ろう!

※5月7日更新
アプリが更新され、画面が以下になりました。Bluetoothの盾は不評だったのか。。。

林 真生 / Hayashi Masuyo

オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I008)。日本では販売業、IT関連業に携わり、海外といえば旅行でヨーロッパやアメリカを訪れる程度。そんな中、友人のススメもあり、2002年ワーキングホリデーでゴールドコーストへ。右も左もわからない中、留学代理店(現職)のWEBサイト制作をする機会に恵まれ、1年間夢中で専門知識を身につける。その後、勤務先のサポートを得て2006年に永住権を取得。2年後、新オフィス開設に伴いメルボルンに転勤、約7年間をメルボルンで過ごす。しかし、QLD州の暖かさが忘れられず(?)、 2015年7月にQLD州に戻り、現在ブリスベンオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生のサポートを行っています。このカウンセラーに質問する