焼きそばが食べたい!

オーストラリアに住み始めてから、めっきり外食が減りました。日本にいた時は、何でも便利で、むしろ買うほうが安い事が殆どですから、ちょっと邪魔くさい時は、デパ地下、ランチも近くでテイクアウトした方がお手軽に済むので、何でも買っていたような気がします。

オーストラリアでは、近くのコンビニでおにぎり、そこのお持ち帰り専門店で美味しいお惣菜なんてものは、買えません。買えてもお値段が安くはありません。そんな状況で生活をしていると、自然と生活にも工夫をするようになります。

スーパーで買い物をしているだけでも、これはこれの代わりに使えそう、この野菜はどんな味がして、どのような料理に向いているのかなと、考える事が増えます。わからないものは、ネットで調べたり、お店の人に美味しい食べ方を聞いたりして、調べます。

そんなある土曜日、思い立って急に“焼きそば”が食べたくなりました。土曜日のお昼といえば、母親の作ってくれた焼きそばを思い出します。どこかの日本食レストランでテイクアウトすれば買えなくもないですが、やはりお安くないので、自分で作ります。


アジア系のスーパーで、粉のソース入りの日本製焼きそばセットが売ってはいますが、やはりお安くありません。5ドル〜6ドル程しました。そこで、私が見つけたパースの製麺所で作っている Stir Fry(炒め用)の麺。2ドルちょっとで2.5人前はあります。


こちらは高級品。日本のおたふくの焼きそばソース!4ドルちょっとでした。でも6〜10回くらいは使えそうなので、また次回も使えます。もしくは、BBQソースとお醤油で代用してもいいと思います。お肉は、薄切り肉はお高いか、あまり売っていないか、冷凍しかないので、ベーコンで代用。セールの時に買って冷凍をしておけば、いつでも使えます。ベーコンの方が、油をひかなくても油がでるので、炒めるだけで美味しいです。あとは、キャベツ半玉1ドルで買ったのを半分で50セント。


麺は一度お湯で湯通しをして、ざるにあげて余分な油を落としました。炒めながらお酒を少し入れて蒸し焼きにして(なければお湯でもいいです)、最後にたっぷり焼きそばソースを焦がしながら炒めると、ソースのいい匂いがお家に広がります。


いつも美味しい物がどうやったら食べれるか、どんな材料が手に入るか、考えながらお買い物をします。日本で手に入る物が全て手に入るわけではないので工夫が必要ですが、各国の様々な食材やスパイス、野菜が手に入るオーストラリアは、食材の宝庫です。ぜひ皆さん工夫をして、自炊生活も楽しんでくださいね。

↓何でも手に入るアジア食品店はこちら
Yee Seng Oriental Market
Address: 36 Hulme Ct, Myaree WA 6154 Australia

辻井 麻衣 / Mai Tsujii

オーストラリア、パース在住。外国語大学を卒業後、さらに生きた英語を学ぶため、アメリカでの長期留学を決意。留学先では、机上で学ぶ英語との違い、異文化、価値観の違いなど、毎日が驚きの連続で、自身の人生観が変わりました。帰国後、大手旅行会社、英会話学校に就職。2014年、結婚を機にパースに移住し、現在に至ります。思い返せば、人生の半分以上は語学に関わってきました。そんな自分の経験を、少しでも役立てたいという思いから、現在パース支店で留学カウンセラーとして、多くの留学生のサポートを行っています。

※ 2019年7月〜2020年6月まで産休/育休を頂いていますこのカウンセラーに質問する