不便か不便じゃないか

これから留学する予定の方は、学校にバスや電車を使って通学するところまでは想像ができますが、日用品の買い物の情報を日本から得るのは難しいのではと思います。(特にパース)


オーストラリア人の日用品の買い物はシンプルで、「スーパー」か「それ以外の日用品を販売しているお店(例:留学生の味方、Kmart)」がメインです。
そこにコンビニはありません。

細かな日用品は現地のコンビニで買えばいいと思っても、まずホームステイやシェアハウスのある住宅街にコンビニはありません。
パースの市内中心地にはコンビニがありますが、品揃えが日本のコンビニとは違い、日本人が欲しいお弁当もおにぎりも、いざという時の化粧品も売っていません💦
(パースシティのコンビニでおにぎりを販売していたこともありましたが、お米は乾燥しパサパサなので購買意欲がわかず、気がつくといつの間にか消え去っていました)

こう聞くと、「コンビニが無くてどうやって生活をしているの?」「ものすごく不便な毎日なのでは?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、意外にコンビニがなくても生活ができるものです。

日本のコンビニは24時間開いていて、何かを買い忘れてもコンビニさえあればなんとかなりますが、パースのように営業時間内に買い物を済ませなくてはいけないということは、自分の日常をより計画的にする考えが生まれます。
これを不便と捉えるかどうかですが、ちょっと1日のプランをより気を付けて立てるだけなので、実はそれほど不便ではないのです。

しかも、その日の気分で予定になかったものを買ってしまい、つい無駄なお金を使うということもなく、半額セール時に買うので節約にもなります。
安易にお弁当やデザートを買うこともないし、レストランやテイクアウトも高額なので、結果、留学生は自炊をすることになります。が、その分、健康的にもなります。
それに、日本の消費文化から離れてみると、違ったものが見えてくることもあります。

だから、コンビニが無いことは「不便」なのではなく、「お得」なのです。

【パースのスーパーは何時まで開いているの?】
大手スーパー、ウールワースやコールズの営業時間はたいてい平日8時〜21時、土曜日8時〜17時、日曜日11時〜17時です。
つまりこの間の時間帯にシャンプー、洗剤、歯磨き粉、ミルク、パンなどのお買い物を済ませるわけですが、生鮮食料品以外の物は「定価」で買わず、セール時に必ず買っておきます。
各スーパーで毎週半額セール品があり、日常で使う物も必ず下がっています。そこで自分が使う物が半額になっている時に購入しておくといいでしょう。

新しいことを日々発見できるのが留学の良さ。
気がついたら、「あれ?私、コンビニ無しで普通に生活してる、、、」と思う日がやってきますので、パース生活を楽しみにしてください。

早川 真由 / Mayu Hayakawa

オーストラリア、パース在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I005)。オーストラリアにワーキングホリデーで渡航したのが、私の初めての留学でした。そこで感じたことは「留学は生活」。留学には、短期の観光とは違う「日々の生活」があります。一人で海外生活をすることは、初めての日本での一人暮らしを数倍タフにした感じ。日本を出発する前は分からなかったけれど、最初の一年で最も学んだことは「ライフスキル」だったかもしれません。でも、このライフスキルは人生においてどんなに役立つことでしょう。留学の醍醐味は、勉強だけでなく、自分の人生を強く、豊かにしてくれるところにもあります。

留学はチャレンジを止めたらおしまいです。学校に通って勉強するだけなら誰にでもできます。でも「勉強プラス何ができるだろう」と考え、積極的に行動することで、人と違う経験ができるチャンスがあるのです。いつもフレッシュなチャレンジ精神を持って、考えて行動する留学生活を送れば、きっとFruitfulな結果が待っていることでしょう。このカウンセラーに質問する