留学とキャリア⑤ー就職セミナー後記ー

先週パース支店では就職セミナーを開催しました!
定期的に弊社オフィスで開催しているこのセミナー。
「日本に帰国後の就職、転職活動」に役立つ情報をお届けしています。

前回ご参加頂いた方は、現在パースで留学やワーホリ生活を送っていらっしゃる方々、総勢9名。
大学生の方から、社会人経験のある方、日本で新しいビジネスを始めたい!という方まで今回が特に、様々な方にご参加頂きました。改めまして、ご来社頂きました皆さま、ありがとうございました!!!

今回は、パース支店スタッフの坂本(日本の商社で実際に「英語」を使った仕事経験者)と、私(人材業界で、「英語」を使う求人のキャリア・コンサルティング経験者)とでお話をしました。

「オーストラリアでこれから、何をしていきたいか/何ができるか」

上記を軸に、どのように皆さんエピソードを活かして、履歴書や面接時でどんなアピールができるかをなど、実際の活動の際に役立つ情報を皆さんに具体的にお話してきました。

ちなみに、過去「留学とキャリア」と計4回のコラムにも面接で企業が見ているポイントなども具体的に記載していますので、宜しければご参考になさってくださいね。

Job Huntingby Dick Johnson

今回の留学セミナーを終えた後に皆様から頂いたコメントの中に「実際に留学経験者は帰国後どんな業界、どんな職種についているの?」というご質問が多くありましたので、今回はそのお話をさせて頂ければと思います。

留学経験を活かせる業界について。


こちらは、今の時代、本当に多種多様と言えると思います。

日本で法学部生だから、といって、みんな弁護士を目指す、という訳ではないことをイメージされると分かりやすいですね。法学部を卒業して勿論弁護士を目指すためにロースクールに入って勉強を続ける方もいますが、一般企業の営業や事務をする人もいますし、法律の知識を活かして例えば、法律事務所で働く人、もいます。

また、留学経験者と一言で表しても、「語学留学」をした人と、「大学院留学」をした人とでも大きく経験軸が違ってくると思いますが、例えば、◯◯業界だから英語求人が多いというもの今や言えなくなってきていると言えます。英語を使うイメージをしやすい商社や外資系企業以外でも、例えば日系のメーカーの求人、1つとっても、今は英語力が必要ない仕事でも近い将来に、仕事で否応なしに英語に触れる可能性(例えば、自分の部下が外国人!)ということもありえるからです。(ちなみにここの説明は長くなるので、次回に改めてお伝えしたいとおもいます)

留学後、就職をされる際は、業界軸というよりは「将来的に自分をどんなステージ(環境)に身をおいて仕事がしたいか」というところをしっかり考えた上で、企業を見ていくのがよいかと思います。
また語学力や、オーストラリアで得た専門知識を活かせる職種に関しては次にご紹介します。

Seeking out a jobby foodieSarah

留学経験を活かせる職種について。


「どのレベルの英語力を使うか」

語学力を活かせる職種に関しても翻訳家だから、とか商社やインフラ系の企業に海外駐在するからと行った、
語学力上級の職種もあれば、メーカーの営業部で海外の企業とやりとりする営業さんのアシスタント職などの中級以上の英語力、また経理事務で英文の領収書の項目をチェックしたり、人事部で駐在員の給与を計算する際に使用するなどといった英語を話したりしないけどメールや書類で英語を見る機会があるといった事務系の職種まで、様々です。

一口に英語求人といっても、営業のように英語で高い交渉力などが必要なものもあれば、ほとんど英語を話さない&メール対応レベル(話すのは電話の取次程度)がありますので、「自分の英語力でどのレベルの仕事が出来るか」をしっかり考える必要があります。

「留学で得た専門知識を活かせるか」

オーストラリアの専門学校で1〜2年位の期間で学ぶ領域として人気エリアとしては、Business系、TourismやCookeryなどのHospitality系、ChildcareやAged Careなどの福祉系、Beauty系などが挙げられます。また。オーストラリアの大学や大学院になると2〜3年、学部によっては4年程になり、より専門性のあるコースになります。

専門コースを学んだ後に就職活動をされる場合はコースにもよりますが、よりターゲットを絞った就職活動ができると言えます。例えば、Child careの勉強をされた場合は、保育士やベビーシッターなど、子供に関わる職種でチャレンジしてみるなどが挙げられます。(ただ、日本で保育士、ベビージッターなどの職種につくには、試験が必要になる場合もあります)

オーストラリアの大学の学部や大学院で例えば、ビジネスの分野のAccounting(会計)を学び、例えばCPAなどの国際会計の資格を取った方の場合は、日本でもその資格や経験を活かして就職活動をし、会計士や、経理関係の仕事に就く方もいます。つまり専門学校や大学の留学経験者は英語力+αの求人にも挑戦できます。
(ではそろそろ・・・)本日のお話をまとめます。

❏英語力を活かした求人に関しては、業界に拘らずにチャンスを見つけよう。

❏専門学校や大学、大学院留学経験者は、英語力+αの専門職にアプローチしてみよう。

次回は当社、代表取締役社長の衛藤をパース支店に迎えての就職セミナーを開催予定です!
日時:11月12日(火)16:30〜

当社社長の「留学とキャリア」についてのここだけの話も盛りだくさんでお届けしますので、
是非ご興味のある方はお気軽にお問合せくださいね。