シドニーからアデレードまでの移動途中にキャンベラに宿泊してじっくり都市を視察してきました。
キャンベラはオーストラリアの首都で36万人の人口、オーストラリア国内では8番目、オーストラリア国内の大きな都市は殆どが海岸線にありますが、同都市は内陸部で最大の都市となります。シドニーとメルボルンが首都争いした末、まぁ、真ん中に作っちゃえば良いんじゃね?の発想(妥協とも言われている)で、都市造成計画は、国際コンペで募集したと言う歴史です。
より詳しくはWikiや歴史本を読んで頂くとして、シドニーからキャンベラへの道のりは、なーーーんにもないです。
途中の景色は海岸線とは違い代わり映えのしない景色、内陸部なので牛、羊〜ばかり。そして風力発電のプロペラが並ぶ風景がでて来たら、キャンベラ迄あと少しです。距離にして、シドニーから280キロ。ちなみにメルボルンからは660キロなので、距離的に中間と言うわけではないのですな。
キャンベラの街並の印象ですが、住む(生活)にはイイ環境だと思いました。普通に都市だし、何気になんでもあると言うか、当たり前の首都ですからね。全てが新しく考えて作られているので、昔ながらのオーストラリアらしい家よりも、マンションや綺麗な今風のお宅が多かったです。ただ、車だと「道がヤヤコしい!(ぐるぐる廻る!)」ので、慣れが必要です。道を知らずに走らせると、街の外周をずっと廻っている・・なんて目にあいます。
キャンベラは首都機能を有する都市なので国会議事堂(Parliament House)があります。
無料で内部の見学ができますので必見ですよ!
国会議事堂の歴史から、歴代首相の写真が飾られ功績が書かれています。少なくてもオーストラリアにワーホリや留学するのであれば1度は訪れ、このオーストラリアと言う国の歴史・文化背景をあらためて知って頂きたいと思います。オーストラリアの国をビーチ、フレンドリーな国民性など、表面的なものだけでなく歴史を知った上で政治にも興味を持ってもらうと、この国を知る良い機会ですよ。
その他にも、高等裁判所など、さまざまな官庁があり、オーストラリア国立科学研究所、スポーツ研究所、オーストラリア国立美術館、オーストラリア国立博物館、オーストラリア国立図書館といった多くの社会文化的施設があります。
キャンベラには首都だけに最高学府であるオーストラリア国立大学(Australian National University), そして産学とを上手く結びつけているキャンベラ大学(University of Canberra)の2つがあります。
あまり人気のない留学地ですが、落ち着いて真剣に勉強するのに、キャンベラと言う選択も面白いな、と思いました。特に大人ならイイ都市だと思えますよ、キャンベラ。