今年の夏は、暑すぎず、寒くもなく(雨もなく)、カラッときた気候(乾燥しすぎかも)でとても過ごしやすいアデレード。
3回目の夏ですが、一昨年は夏は暑かった、去年は夏は肌寒かった、、のもあり、今年は本当に過ごしやすい気候です。
こんだけ過ごしやすいと「アウトドア」で活動する気持ちが大きく芽生えてきます。
というわけで行ってきましたよ。先週の土日に一泊だけのプチキャンプです。
年末年始のお休みに愛犬の手術で行けなかったのが心残りで、どうしても行きたくなったので、衝動的にキャラバンパークの予約せず出発しました。
キャンプスタイルは、テント派、キャラバン派(モーターホーム含む)に分かれます。
自分はテント派ですが、キャラバン自体も2人用のものであれば、それほどレンタル費用も高くない(最低 4日で400ドル程度)のと、最初の宿泊地のキャラバンパークでレンタル予約をしておくと、その日の宿泊から借りれて、目的地のキャラバンパークでドロップすることも出来ます。
ドームテント↓ このサイズで大人4人用。
キャラバン↓ 車で牽引するやつです。
モーターホーム↓ 車自体が家!というやつです。
オーストラリアには、雄大な自然、綺麗なビーチに青い空とあるので、自然派には絶対にオススメのキャンプですが、どこでもキャンプして良い、というわけではありません。キャンプするには、許可された区域でなければなりません。
公園とかビーチの駐車場とか、一見良さそうですが、実際にはダメなところが多いので、事前にチェックしましょう。
多くの人は、有料のキャラバンパークや無料(または少額の寄付程度)のキャンプグラウンドを利用します。
そしてオーストラリアには、有料のキャラバンパークや無料のキャンプサイトが約3300箇所ほどあります。
キャラバンパークでは、セキュリティのある敷地内で、自分専用の区画(キャラバンカーの停車やテントスペースを張る場所)が与えられ、共同のキャンプキッチン(冷蔵庫、冷凍庫、ガスコンロ、テーブル、椅子、シンク)に、共同シャワーやトイレ、水道が使用できます。または、備え付けのキャラバンやキャビン(個室でシャワー、トイレ完備)などで宿泊できます。
キャラバンパークのPowered Site(電源あり)
これらの設備を調べるには、事前にインターネットやスマホのアプリ等で、トイレ、屋外テーブル、屋根付きの休憩所、水、などがあったりなかったりと、そのサイト内で出来ることで、火の使用OK、テントOK、キャラバンOKとか、釣り、ハイキング、スイミング、とかできること、できないことの表示で調べることができます。
探し方はインターネットであれば、下記のようなサイトが便利です。
Camp In Australia
http://www.campinaustralia.com.au/
スマートフォンのアプリであれば、自分は下記を利用しています。
WikiCamps AU
http://www.wikicamps.com.au/
日本人向けのサイトでオーストラリアのキャラバンパークとしてよく紹介されるのは、BIG4 Holiday Parks でしょうか。
チェーン化したキャラバンパーク連盟でして、加盟には決められた設備などの基準を満たさなければいけない仕組みなので、広さ、設備、管理などの面で、一定の水準以上は保っているキャラバンパークと言えます。
施設の清潔度が心配という方であれば、BIG4 Holiday Parksの利用が良いかも!です。
BIG4 Holiday Parks
http://www.big4.com.au/
というわけで実際の宿泊してきたキャラバンパークってこんなところというのをご案内しましょう。
利用手順で特にややこしいところはありません!
宿泊したいキャラバンパークの入り口にあるレセプションで宿泊したい旨を伝えます。
ちなみに自分たちは予約なしで目的のキャラバンパークへ行ったところ、なんと空き無し!!
週末にイベントがあるためブックドアウトでした。こういう地域イベントも確認しておかないといけないので、予約しておけば安心です。
急遽、近くのキャラバンパークを探して電話したら空いてるらしいので、車で10分程度のとこに予定変更です。
予約なしで行く場合は、レセプションでは、キャラバンカーなのか?テントサイトなのか? キャラバンやテントの大きさ、パワー(電源)の必要有無、人数、泊数、REG(ナンバープレート)、名前、携帯番号、ペットの有無などを伝えます。
通常は前払い制で、キャラバンパーク内の入るゲート用の鍵を渡されるところもあれば、ゲート用のパスワードで管理しているところもあります。
ゲートパスワードの場合は、こんな感じです。
鍵を渡すところは、紛失防止のためデポジットが必要になります。チェックアウト時に返金、という形ですね。
空いていればそのままチェックイン!パーク内の地図を渡されます。利用できる各ブースを案内してくれます。スタッフがカートでパーク内を先導してくれる大きなキャラバンパークもあります。基本的には、サイトの前に車を停めます。サイトごとに番号が決まっていますので迷う心配もありません。
パーク内のマップはこんな感じです。
キャラバンパークによっては、テントは少数派になるところもありますが、Powered Site であれば延長コードで、テント内で電気だって使用できます。
トースターや湯沸しポット、ヒーター、扇風機、ホットプレートなど使用可能なので、非常に快適なテントの旅が実現します。ただ、キャラバンパークによりテント用の電源つきサイトがない場所も有りますのでテント派は注意が必要です。
Unpowered site(電源なし)だと、同じくテントキャンパーが多く、家族連れもいれば、1人旅の人など、いろんな方がいます。
自分たちはPowered Siteを借りました。
Tent Siteの Tの3番。
こんな感じで電源が利用可能で、延長コードでテント内に引き込みます。
料金は、人数、電源ありなし、季節で違いますが、総じて夏はハイシーズンなのでちょっと高めです。
大人2人+犬1匹でテント+電源利用ありで、1泊25〜40ドル前後です。電源なしで同条件で18〜25ドル前後。テント派は、共有のシャワーやトイレの綺麗さ、立地条件(海に近いほど高い)で値段が変わりますので、要チェックです。 シャワー、水道なしの管理されたキャンピンググラウンドでは、車1台+テントまたはキャラバンで5〜8ドル前後です。
共有施設のトイレ&シャワー
共有施設のキャンプキッチン
共有施設のBBQエリア
その他には、魚釣りをしてきた人用のFish Cleaning エリア(魚をさばく専用キッチン)や、子供用の遊具施設、プールなどがあるキャラバンパークもあります。
今回は、1泊だけのプチキャンプでしたが、やっぱりキャンプは楽しいです!
自然に囲まれながら、手間をかけて作る料理、テレビやネットの世界から離れて、会話を楽しみつつ飲むコーヒー、ビールにワイン、口に運ぶもの全てが最高に美味しくなるのが、キャンプの醍醐味なんじゃないかなーと思います。
ちなみに今回、ビールは目的地までの道中にある小さな醸造所を訪ねて買ったのですが、その土地でしか買えない地ビールや食べ物などを購入したりも楽しみの一つです。
晩御飯は調理が簡単な焼きそばですが、外で食べるのはまた格別! 祭りの時に食べるのと一緒の感じですね!
協力してテントやタープを組み立てれば、一緒に行った人たちとも自然に仲良く慣れるし、仰向けになり満点の星空を眺めて語らえば、何歳になっても青春!を感じられるんじゃないかなー、と思います。
海が見えるベンチでのんびり・・
しばらくして、夕日を眺めつつ・・
一夜明け、霜が降りている早朝に、テント外で入れるコーヒーの味は格別です。
それに車でテント積んでオーストラリア一周とかのワーホリも、本当のオーストラリアを知る意味でも最適ですよ。
次回は、オーストラリアで買えるキャンプに必要なもの、便利グッズなど紹介したいと思います!