弟がワーホリにやってきた!

私には2つ下の弟がいます。彼は学生時代から美容師を志し、専門学校を卒業して希望のサロンに就職してからは毎日朝7時に出勤し、夜中に帰ってくる生活を続けていました。それでも練習が足りない!と明け方まで練習を続け、休みの日も講習や練習に明け暮れ、今はスタイリストとして毎日たくさんのお客様にサポートしていただいているようです。

「現状維持」という言葉が大嫌いな超ストイックな弟。次の自分のステップを考えた時に「誰も知らない土地で、言葉も文化も違うところで経験を積むこと」が非常に役に立つと考えたようで、会社に懇願して半年間休職をし、突然オーストラリアに来きて英語の勉強&美容室で働くことに!
本当はパリやロンドンに行きたかったようですが、ビザの関係上「一番早く行くことが出来る」という理由でオーストラリアを選んだ彼。

そう、人に頼る気が全くない彼にとって、姉が住んでいる事実はあまり関係ない。
さらに留学都市は「メルボルン」ということで、姉が住むクイーンズランド州は素通りとのこと。

自立をしているのはいいことなのですが、、、さすがに1人で来て誰の力を借りずに頑張る!というのが現実的でないことは職業柄わかっているので、こちらからお願いをしてゴールドコーストから入国してもらい、数日だけ一緒に過ごすことになりました。
最初は空港までの出迎えもいらない!と言われたのですが、こちらからお願いをして空港へ迎えに行かせてもらいました。
(なんかおかしい。。。)

飛行機の中が寒くあまり寝れなかったようですが、いつも通りひょうひょうとした様子の弟。

まずは初朝日を見せてあげよう!とカランビンのElephant rockへ。
photo 1 (3)
小雨が降っていたんですが、とっても奇麗でした〜♡
photo 2 (3)
雨だったおかげでウェルカムレインボーも♡

朝食を取るためにカフェに入り、久しぶりにゆっくり話をしていたのですが、
「周りでも海外留学して居る人がいて情報は集めてきたし、美容室でも外国人のお客様を対応しているから、職場でも大丈夫だと思う!また出発が決まってから英語習得の本を読んだり、少しだけ英会話に通ったりと対策はばっちり!」とのこと。

私は身内なので「コイツ大丈夫か」と思ってしまうのですが、本当にいろんなことを調べてきたみたいだし、私が心配する必要はなかったか〜!

英語のメニューも自分で読み、何が入っているかも確認しています。

「エッグ、、、、トマト、、、、バコンて何?」

ん?バコン?まずい、私の知らない単語が出て来てしまったか?!
焦りながらメニューを見ると、

Bacon

( ̄д ̄)

弟よ、それベーコンやで・・・

数行前のコメント取り消してもいいですか。

やっぱり、こいつ大丈夫か〜〜〜?!?!?!?!?!

手前が私のパンケーキ、奥が私が頼んであげたエッグベネディクト。
Nobby BeachにあるLittle beansです♩
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そんな「ベーコンをバコンと読む事件」を機に一気に心配になった私は、とりあえず公共交通機関の乗り方、買い物の仕方など生活に必要なことは教えましたが、、、、やはり教えなかったら絶対に自分で出来ていなかったなという感じ。

これ、絶対空港から1人で来るの無理だったな。。。意地でも迎えに行ってよかったです

ただ、彼が行くのはメルボルンはゴールドコーストとは全然違います。

Go CardがMykiになって、ここの最低気温が向こうの最高気温になって、ここよりも数倍都会である。。。というわたしのざっくりした説明だけ聞いて、彼はメルボルンへ旅立ちました。


メルボルン到着後、電話をしてみると

私「生きてる?」
弟「ギリギリ・・・」

バックパッカーの6人部屋で、全員旅行者のようですが英語が話せないのは自分だけ。なに言っているかわからず、全くとけ込めないようです。
語学学校に入ったり、仕事が始まればまた変わるのでしょうが。。。。
本人は言いませんが、少し凹んでいるように感じました。


今回弟のワーホリの様子を見ていて、改めて分かった大切なこと3つ。

①入国後は語学学校に通って、英語に慣れる&英語を勉強&多国籍の友達を沢山作る!
②「全部自分でやる=英語が伸びる」というわけではありません。入国当初、頼れるところは頼って、徐々に自分で出来るようになりましょう
③Bacon=ベーコンと読めるくらいの英語力は身につけてきましょう


何はともあれ、弟くんがこれからどう成長してくれるか、姉は楽しみに観察しようと思います☆

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

【育休中/2024年12月ごろ復帰予定です】豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する