
約半年ほど市内で試運転を重ねていたため、車両自体は目にしたことがある人も多いと思いますが、念願の開通です!
このM2ラインの開通により、ブリスベンの中心部からクイーンズランド大学やクイーンズランド工科大学へのアクセスが大幅に改善されました。
運行ルートと運行時間
M2ラインは、ロイヤルブリスベン病院(Roma Street)からクイーンズランド大学(UQ Lakes)までを結ぶ新しい路線で、ブリスベン市内南部から北部にかけて重要な拠点を網羅しています。下記のMAPで言えば、緑色の実線のラインです。

主な停留所は以下の通りです。
- UQ Lakes-(クイーンズランド大学-St Lucia Campus)
- Boggo Road
- PA Hospital
- Mater Hill
- South Bank-(グリフィス大学-South Bank Campus、クイーンズランド工科大学-Garden Point Campus、TAFE クイーンズランド)
- Cultural Centre
- City Hall-(グリフィス・カレッジ他、ほぼすべての私立語学学校)
- Roma Street
- Normanby
- QUT Kelvin Grove-(クイーンズランド工科大学-Kelvin Grove Campus)
- Herston-(クイーンズランド大学-Herston Campus)
- Royal Brisbane and Women's Hospital (RBWH)
すでにM1ラインを利用することで、ブリスベン市内からグリフィス大学まで移動ができていましたが、M2の開通により、ほぼすべての教育機関に簡単に移動ができるようになりました。ありがたや!!
更に将来的にはM3やM4など、空港までバスで移動できるラインが開通予定で、ブリスベンがさらに留学生に優しい街になりそうです。
早速利用してみました



ただし、車両は通常の市内バスの2倍の長さがあり、最大150人の乗客を輸送できます。 また、2032年のブリスベンオリンピックを含め、スポーツイベントなどで利用者が多くなる場合は、イベントモードとして170人迄定員数を増やすことができるそうです。
通常のブリスベンバスの定員は最大75人ですから、M2路線のバスは、通常のバスと比べて約2~3倍の乗客を輸送できることになります。また、運行は高頻度。ピーク時には5分間隔で運行され、オフピーク時には最大15分間隔で運行されるため、一本バスを逃しても、すぐに次のM2バスが来てくれます。
さて乗車。乗り降りの際は、ボタン式。ブリスベンも電車であれば以前からボタン式の開閉ですが、バスの駅でボタンを押すことがなかったので、新鮮です。








ここはあえて「わかる人だけ読めばいい」の精神で書きますが、個人的にCityからWestendやNewsteadに移動するために、Night rider(ナイトライダー)でおなじみの60番のバスに乗ることがあります。そう、60番のバスは2両編成。
また、60番は比較的混み合うラインで、立たないと乗れないことも多いライン。加えて、出入口近くは天井が低く、頭をぶつけやすいので、この車両のつなぎ目部分に立つことが多いのですが、今までのバスには背もたれがありませんでした!
なので、最も揺れる、車両の繋ぎ目部分を陣取り、足元も気にしつつ、黄色いバーにもたれかかるのですが、不安定だし何より背中がゴリゴリして痛いわけです。
そこで登場のこのパッド付き背もたれ。誰ですか、これ考えたの。神対応です。
利用の際は、引き続きGocardで
現在、ブリスベン市内の公共交通機関はすべて片道50セントで利用できます。ただし、2025年1月現在、バスを利用する際には引き続き、Gocard(ブリスベンやゴールドコーストで利用されている公共交通機関専用カード)が必要です。
しかし、ブリスベンの公共交通機関では、2024年12月から一部のバスでクレジットカード、デビットカード、スマートフォンでの支払いが可能になりました。さらに、2025年中には、すべてのバス、フェリー、電車でバンクカードによる支払いが可能になる予定です。
「2025年中のいつ?」というのは気になるところですが、楽しみに待ちたいと思います。
クイーンズランド大学(UQ Lakesから乗車)の注意点

UQ Lakesからの主な変更点として、ルート66がM2に置き換えられ、乗客は停留所Aから乗車します。ルート139と169の乗客は、停留所D(以前の停留所B)から乗車する必要があるため、間違えないようにしましょう。
詳しくはこちらから。
その他、ブリスベンメトロに関する詳しい情報はブリスベンメトロの公式ウェブサイトや、インタラクティブマップでご確認ください。