街を歩くとひと目見ただけで素敵だな、と思わせてくれるような本屋がちらほら…♡
そんなお店は取り揃えている作品も素敵だったりします。
立ち寄って、買わなくともよく美しい本の表紙を眺めたり、気になったものはペラペラとめくってみたりしています。
図書館は豊富な種類の本がゆっくり読み放題!(当たり前。笑)だから大好きです。
ひっそりした空間で色んな人が色んな目的に向かって頑張る場なので、エネルギーももらえてしまいます。
本屋でも、図書館でも、私が一番見るのが好きなのは、「絵本」です。
気になった作品を見つけると立ち読みしたり、図書館では数冊をゆっくり読んだりもします。
一番の理由は”絵を見るのが好きだから”なのですが、絵本にはいっぱい良いところがあります。
■イラストが可愛い。
■読後ほんわかした気持ちに。(大人でもジーンとしてしまうストーリーも!)
■英語が簡単なのですぐ読める。(知らなかった言い回しや分からない単語が出てきても文脈と絵ですいすい推測できます)
■短いけれどストーリーがぎゅっと詰まっているので読んでいて面白い
■作者の「伝えたいこと」がとっても良い事だったりする。
ご存知の通り、日本の絵本も素晴らしいものがいっぱいありますよね。
私も大好きな「100万回生きたねこ」は1977年に出版されて40年たった今でも変わらず多くの人に愛される絵本だと思います。大人でも泣けちゃう、名作ですよね。
Photo from: http://www.ehonnavi.net/sp/sp_ehon00.asp?no=94&spf=1
そんな中ふと、オーストラリア人によって描かれた、オーストラリア人に長く愛され読まれ続けている絵本ってどんななんだろう?と気になりました。
本についてよく知るのは…?
図書館の司書さんと本屋の店員さん!?
ということで、オーストラリアで長年愛されている絵本について聞いてみました!
ブランズウィックライブラリー
司書、マイクさん
唐突な質問だったにもかかわらず、パソコンモニターで絵本の情報を見せてくれたり、絵本コーナーで色々な作品を手に取りつつ丁寧に教えてくださいました!
マイクさんが紹介してくれた作品はこちら!
Where is the green sheep
Mem Fox & Judy Horacek作マイクさんのおすすめポイント
この絵本の中には子供が言語能力と空間把握能力(物が上にある/中にある など)を発達させるのに良い工夫がいっぱいされてあります。
物語の中には問いかけが沢山あって、子どもに考えさせたり、想像力をかきたたせる工夫があるのが良いところです!
赤や青の羊、色んな羊たちが絵本の中に登場していきます。
文章はシンプルですが、その中に基本的な形容詞や名詞、前置詞が入ります。
かわいい羊たちと一緒に子どもも楽しく内容を理解することができますね!
take a peep:覗く
どうしても見つからない「緑の羊」がどこにいるのか考えたり、イラストの中に探してみたり、想像したり…楽しですね!
それもまたこの絵本が多くの人に繰り返し読まれる理由のひとつなのかもしれません。
Possum Magic
Mem Fox & Julie Vivas作 (1983年)こちらはなんともまあ、内容も登場する動物たちも可愛らしい!
オーストラリアがぎゅっと詰まった絵本でした!♡
あらすじ
主人公はポッサムばあちゃん(Grandma Poss)と孫ポッサムのハス(Huss)。
おばあちゃんは魔法が使えます。その魔法で様々なオーストラリアンアニマルたちの毛色を毛色を変えてしまったりするんです。
おばあちゃんがはすにかけたのは、なんと見えなくなる魔法!
ハスはその魔法を使ってしばらく楽しむのですが、やっぱりまた見えるように戻して、と頼みます。
「もちろん!」と自信満々に返すおばあちゃん。ですが、いくら魔法書を読み返してみても見えるようにする魔法が出てこない…!!
困り果てたおばあちゃんとハス。落ち込むおばあちゃんに元気を出してもらおうと、「だいじょうぶ、戻れなくても気にしないよ」と言うものの、本当の気持ちは悲しい…。
おばあちゃんがふと、魔法を解くのに必要なのが「人間の食べ物」だと思い出します。
でもそれがなんだったのかわからない!!
そこから2人(匹?)のオーストラリア中の冒険が始まります。
道中オーストラリアの主要都市をまさかの自転車(!)と傘の舟でで回り、色々な人間の食べ物を試します。
2人の辿った経路
アデレード→メルボルン→シドニー→ブリスベン→ダーウィン→パース→タスマニア
それぞれの地で食べるものはオーストラリアならではのものばかり♡
ダーウィン:ベジマイトサンドイッチ
オーストラリアと言えばのベジマイト!日本人は苦手な人が多いですよね。私もダメです。でも本当に家庭に1つある、とってもポピュラーな国民食。
タスマニア:ラミントン
オーストラリア発祥のチョコレートとココナッツのケーキ
さあ、ハスがメルボルンで食べたものは…!?果たしてハスは再び見えるようになるのか!?
★他のキャラクターたち
おばあちゃんの暴走によりツッコミどころも多い、オーストラリア満載ほんわかアドベンチャー、是非読んでみてください♡
もしかしたら最高に可愛いオーストラリアのお土産だったりするかも…!
brunswick bound
brunswick boundは私がメルボルンで一番好きな本屋です。お店のありとあらゆる本のセンスが素晴らしいんです。
小説はもちろんアートやデザイン、音楽、植物、ありとあらゆるジャンルの本が取り揃えられている上、CDやレコード、素敵な文房具も置いてあります。
本当におすすめの大好きな本屋さんです。(カウンターが本でできていてすっごくおっしゃれなんです♡)
※以前購入したのはこちらの本!
古くからあるイラストが上手にかけるようになる本です。1冊目に赤い方を購入した時に青が売り切れていました。「青もいつか欲しいな」とちらっと話したら、次に行った時に入荷していてくれていました。難しそうに見えるものも簡単に描けるようになるからすごい!
店長 ロバートさん
そんな素敵な本屋のロバートさんは、質問するとすぐさま絵本コーナーに連れて行ってくれ、手早く、そしてしっかり厳選しながら紹介していくれました!(さすが!)
Magic Beach
Alison Lester作 (1990年)
出版されてから何度も増版を重ねている作品。
Australia’s Top 50 Kids’ Books、Australia’s Top 100 Favourite Homegrown Readsにもランクイン!
Diary of a Wombat
Jack French & Bruce Whatley作 (2002年)
あらすじ
寝ることとにんじんがだいすきなオーストラリアンアニマル、ウォンバットのあまりにもゆるい日々。
う、うらやましい‥
(たまに手が届かないところがかゆくなります。)
日々たくさん寝ながら、大好きなにんじんをゲットすべくいろんな事をします。
ゆるいのですが、衝撃の結末が…!笑
"大らかなオーストラリア人"を育てた一冊なのでは?あまりにもゆるく過ごすウォンバットがかわいくて、こちらは購入してしまいました♡笑
ロバートさんはこの他にも素敵な絵本を教えてくれましたよ!
★Melbourne出身絵本作家
Marc Martin(マーク・マーティン)
Max
オーストラリアそこらじゅうにいるあの鳥!
ギンカモメ(Silver gull)が主人公の物語。中にはメルボルンらしい景色が登場します。以前紹介した、街で見かける”ミルクバー"も登場♪
LOTS
世界各都市をイラストで表現。
TOKYOはこんな感じで紹介されていましたよ〜!スクランブル交差点は海外の方にとって驚きですよね。
★オーストラリア人絵本作家
Shaun Tan(ショーン・タン)
1974年パース、フリーマントル出身。2007年よりメルボルンを拠点に活動。2008年、文章をいっさい入れずに描かれた作品『アライバル』にてアングレーム国際コミック・フェスティバル最優秀作品賞受賞。そのほか世界幻想文学大賞アーティスト部門、ヒューゴー賞プロ・アーティスト部門、ディトマー賞最優秀芸術部門、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞など多数の受賞がある。
(参考/Wikipedia)
オーストラリアの人たちがどんな作品を読んで育ってきたのか、オーストラリア発の絵本も多くの名作があるんですね:)♡国の文化もいっぱい盛り込まれていました♡
うん、やっぱり絵本って幸せな気持ちになるし、好きだなあ!またゆっくり探してみよっと♪
是非次に図書館や本屋さんに入った時は、あなたのいる街でポッサムたちが何を食べたのか、読んでみてくださいね♡
Jack French & Bruce Whatley作 (2002年)
あらすじ
寝ることとにんじんがだいすきなオーストラリアンアニマル、ウォンバットのあまりにもゆるい日々。
う、うらやましい‥
(たまに手が届かないところがかゆくなります。)
日々たくさん寝ながら、大好きなにんじんをゲットすべくいろんな事をします。
ゆるいのですが、衝撃の結末が…!笑
"大らかなオーストラリア人"を育てた一冊なのでは?あまりにもゆるく過ごすウォンバットがかわいくて、こちらは購入してしまいました♡笑
ロバートさんはこの他にも素敵な絵本を教えてくれましたよ!
★Melbourne出身絵本作家
Marc Martin(マーク・マーティン)
Max
オーストラリアそこらじゅうにいるあの鳥!
ギンカモメ(Silver gull)が主人公の物語。中にはメルボルンらしい景色が登場します。以前紹介した、街で見かける”ミルクバー"も登場♪
LOTS
世界各都市をイラストで表現。
TOKYOはこんな感じで紹介されていましたよ〜!スクランブル交差点は海外の方にとって驚きですよね。
★オーストラリア人絵本作家
Shaun Tan(ショーン・タン)
1974年パース、フリーマントル出身。2007年よりメルボルンを拠点に活動。2008年、文章をいっさい入れずに描かれた作品『アライバル』にてアングレーム国際コミック・フェスティバル最優秀作品賞受賞。そのほか世界幻想文学大賞アーティスト部門、ヒューゴー賞プロ・アーティスト部門、ディトマー賞最優秀芸術部門、アストリッド・リンドグレーン記念文学賞など多数の受賞がある。
(参考/Wikipedia)
オーストラリアの人たちがどんな作品を読んで育ってきたのか、オーストラリア発の絵本も多くの名作があるんですね:)♡国の文化もいっぱい盛り込まれていました♡
うん、やっぱり絵本って幸せな気持ちになるし、好きだなあ!またゆっくり探してみよっと♪
是非次に図書館や本屋さんに入った時は、あなたのいる街でポッサムたちが何を食べたのか、読んでみてくださいね♡