投票率94%??オーストラリアの選挙事情

こんにちは、メルボルンは今朝は気温6度と大変寒い日が続いています。特に日本から来たばかりの生徒様は体調を崩してしまう方も沢山いらっしゃるので暖かい服装をお持ち下さいね!!

さて私オーストラリアに住み始めて15年程になりますが、現在こちらは新しい首相を決めるべく選挙が行われています。
ただ私は選挙権が無い私は、恥ずかしながら今まで選挙などには興味を示さなかったのですが、やはり自分が住む国の行く末は気になります。

Election Truck

毎日テレビでは保守連合のターンブルと、労働党のショーテンの二人の候補者に関する内容を連日放送して人々の興味をさそいます。

政策を見ていても非常に興味深く、法人税の減税による「雇用と成長」を約束しているターンブルと「教育と医療」の支出拡大を公約するショーテンで意見が分かれている模様。私にはまだまだ細かい事は分かりませんが、ただビックリしたのが18歳以上のオーストラリア国民は投票が義務化されていて、投票しないと20ドル程(1500円〜2000円程)の罰金になるという事です。

なので日本の様に「選挙に行こう!」などという報道を見る事が無いのですが、なんとその罰金制度のお陰もあってオーストラリアの昨年までの投票率は94%だったそうです。

先週の土曜日の朝なにげなしにテレビを見ていると、レポーターが「こちら北メルボルンの投票会場です! 会場は人が溢れかえり投票に1時間待ちの模様です!」などと選挙会場が賑わっているかの様に報道していました!
先日主人の携帯に予約もしていないのに「アナタの投票日の予約が完了しました」と政府からちゃっかりメッセージが来ていましたが、結局は寒空の下で1時間も待って投票をした人たちも政府に勝手に予約をされてしまった人たちではないかと思うと、何だか可哀想な気持ちにもなって来ました、、、、、。

結構オーストラリア政府も強引ですね(笑)しかし多くの若者も政治に興味を持つというのは素晴らしいと感じました。

Pickets at Norfolk and Norwich University Hospital during the second 4 hour pay strike

タンブルが首相になるとオーストラリアの消費税が10%から15%に引き上げられるとも言われております。これは学生やワーキングホリデーの皆様にも大きな影響が出そうですね。

結局私達が住んでいるエリアの投票会場は空いていた様で、待ち時間も無く無事に投票を済ませる事が出来ました。さて誰が首相になるのか楽しみです!!

長谷川 由華 / Yuka Hasegawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 N1067)。オーストラリアのメルボルン在住。大学時代、自分より成績や英語が堪能な人が沢山いる中で、自分が就職競争の波に乗れるのか自信が持てず悩む。英語試験の結果で勝てないのであれば「使える英語/コミュニケーション能力を身に付ける」ことが重要という考えに至り、就職活動にいそしむ友人たちをよそ目に、留学計画を開始。かねてより夢であったツーリズム(旅行学)を学ぶため、大学卒業と同時にケアンズへ。日中は専門学校、朝&夜は現地旅行代理店でのアルバイトに精を出し、睡眠不足になりながらも2年後に無事卒業する。その後、アルバイト先の代理店でビジネスサポートを受け、2008年に永住権を取得。このカウンセラーに質問する