TEA 謎解きはティーの後で!? - オーストラリア留学センター スタッフブログ

謎解きはティーの後で!?

私のシェアオーナーは年配のオージーです。私がいつもより遅く家に帰ると”Have you had a TEA?”と聞かれます。文字通り「お茶でもしてきたの?」と聞かれていると思い、”Yes, I have(*^_^*)(うん、お茶してきた)”と答えて夕食の準備にとりかかっていたのは数ヶ月前までのこと。

2ヶ月ほど前、ビジネスのクラスで「オーストラリア人はビジネスの場でも普通にスラングを使うので、分からない、腑に落ちないと思ったら必ず確認すること」を学びました。そのとき例として出されたのが次のオーストラリア人上司と外国人従業員の会話。

 

~~~午後5時~~~

上司 :You can take a break and have a TEA until 6.00pm. (6時まで休憩。TEAしてきていいよ。)

~~~午後7時~~~

従業員:Excuse me. What time can I take dinner break? (夕食は何時からですか?)

上司 :I asked you to have it two hours ago. (さっきの休憩の時夕食取れって言ったよね?)

従業員:???

 

もうお分かりかと思いますが、オーストラリアのスラングにおいてTEAは「お茶」ではなく、「夕食」という意味なのです。つまり、私は「うん、夕飯食べてきた(*^_^*)」と言いながら夕食の準備をしていたことになります。二度も夕食を取るなんてなんて食いしん坊な子なんだ…と思われていたに違いありません。
でも、これで謎は解けました。時々、シェアオーナーが???な顔をした気はしていたのです。もちろん、"Have you had a TEA?"は「お茶を飲んだ?」という意味でも使います。しかし、シェアオーナーに確認してみると、やはり「夕食済ませてきたの?」と聞いていたとのことで、私の謎解きを披露すると「そうだと思った」と大笑いしていました。オーストラリアに来てすぐの頃は何もかも分からなくて、どうでもいいようなこともいちいち確認していました。でもこちらの生活に慣れてきてしまうと、毎度毎度確認していては非効率。「会話は成立しているし、まあいいか」と思ってしまう、これが落とし穴。知らないこと、特に習慣やスラングはまだまだたくさんあるのです。今回は、日常のちょっとした挨拶程度の会話の中で起こったことなので、大きな問題になることはありませんでしたが、今後は、「なんか変だな」と思ったらきちんと確認しようと思ったのでした。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

会計業務などを担当しています。

日本の大学で経済学部を卒業後、金融関係の会社での勤務を経て、2012年にワーキングホリデーで渡豪。「1年しかないなら、やりたいことは全部やる!」を目標に、大自然の中でのローカルの仕事などを経験。翌年、就職活動で英語力を証明するためのIELTSを学びに語学学校へ入学し、卒業時にIELTS6.5を取得。もっと学びたいと、サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月に同大学を卒業し、現職。

趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。これまでに23カ国を訪問。オーストラリアでもたくさんの都市に出かけました。オーストラリアで出会ったコーヒーも大好きです。