オーストラリアデイ@アデレード

こんにちは!アデレード支店、Yumiです!

先週末はオーストラリアデイで三連休でした。オーストラリアデイは「すべてのオーストラリア人のための祝日」とされていますが、その成り立ちから様々な議論があります。ただ、アデレードのオーストラリアデイは「現在のオーストラリアを構成する様々なバックグランドを持つ人々や文化を理解し尊重する日」という雰囲気でとても和やかでした。

私は26日にアデレードのメインストリートKing William Streetを完全通行止めにして行われたパレードを見に行きました(パレードの後に無料コンサートと花火もあったのですが、大阪なおみ選手の決勝戦を見るためにさっさと帰宅。。。)。
まず、登場したのは先住民アボリジニーのグループ。
それに続くのはオーストラリア海軍の音楽隊。
大きな地球と一緒に歩いてきたのはインテンシブ・イングリッシュ・ランゲージ・インスティチュートという語学学校のグループ。語学学校はまさに様々な国をバックグランドに持つ人が最も集まっている場所のひとつです。来年この時期に留学する方は学校のチームで参加する機会があるかもしれませんね。
ここからは少し駆け足でご紹介。様々な国や地域の綺羅びやかな民族衣装に見たこともない楽器。踊ったり手を振ったりしながら歩く人々はみんな笑顔です。国や地域名が入ったプラカードに続いて歩いてくる様子はまるでオリンピックの閉会式をみているようでした。

ロシア、ウクライナ、アルメニア、リトアニア、アイルランド、ラトビア
アデレードのパレードには欠かせないバグパイプも登場。タータンチェックの衣装もおしゃれだし、あのなんとも言えない音の響きが私は好きです♪
ハンガリー、イタリア、黒海の小さな地域の民族ポントス、中国、韓国、チベット
我らが日本も浴衣で参加していました!こちらのグループはアデレードで日本語と英語のランゲージエクスチェンジなども行っていますので、アデレードに留学する方は参加しても楽しいかもしれませんね。
タイ、インドネシア、ラオス、フィリピン、カンボジア、(右下はどこの地域かわかりませんが、衣装がカラフルでキレイですよね!)。インドネシアは島ごとに文化や民族衣装ことなっているので、それぞれの島の地図のプラカードと一緒にパレードです。
バングラディシュ、インド、ブータン、ネパール、スリランカ、パキスタン。インドはクリケットのユニフォームで登場。オーストラリアとインドの共通点のひとつがこのクリケットが大人気なところ。
パレスチナ、アフガニスタン、イラン、ウガンダ、シエラレオネ、ソマリア
メキシコ、ラテンアメリカ連合(エクアドル、ペルー、コロンビア)、エルサルバトル、パプアニューギニア、クック諸島
ここに挙げただけで日本、オーストラリアを含めて38の国と地域。普段の生活では民族衣装を着ているわけではないので気づかないですが、本当にオーストラリアって多民族国家なんですね!

そういえば、私もオーストラリアに来てから30以上の国・地域の人と一緒に学んだり遊んだりしました。今も世界のどこかで大きな事件や自然災害が起こると私のフェイスブックに「〇〇さんは無事でした」という安全確認が届くし、日本で何か起こると「Yumiの家族は大丈夫だった?」とメッセージをくれる友達もいます。テロが起こったときには一般のムスリムの友人たちの本音を聞くこともできたし、地理や歴史の教科書で受験のために暗記しただけの出来事に様々な人々も感情があったことも知りました。オーストラリアに留学しなければ、ずっと知らなかった、他人事で興味がなかったことだと思います。

私のオーストラリアデイはオーストラリアという国の多様な文化を目の当たりにし、改めてオーストラリアで学ぶ機会を得たことに感謝する日になりました。

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

日本の大学で経済学を学び、金融業界で働いた後、2012年にオーストラリアへ渡りました。ワーキングホリデーで大自然の中での仕事を経験し、「やりたいことは全部やる」をモットーに過ごした1年間は、私の人生観を大きく変えました。

その後、IELTS6.5を取得し、**サザンクロス大学会計学修士課程(Master of Professional Accounting)**を卒業。現在は、会計業務に携わっています。

「英語で学ぶのは難しそう」と躊躇しているあなたも大丈夫。私も同じ不安を感じていました。英語そのものよりも、英語“で”考え、英語“で”問題を解決することの難しさは、経験した人にしかわかりません。

だからこそ、あなたの「やってみたい!」という気持ちを、全力で応援します。”Where there is a will, there is a way”!!