合言葉は「ノーフラッグ = ノースイム」

オーストラリアはいよいよ本格的な夏です。ゴールドコーストオフィスから徒歩5分。青い空、青い海、白い砂浜…「地球は丸い」と実感できるほどの水平線を眺められるゴールドコーストのビーチを初めて訪れたときはため息が出ました。そんなゴールドコーストのビーチは今日も海水浴を楽しむ人々の笑い声で溢れています。

オーストラリアの美しいビーチですが、日本のビーチとは波や潮の流れなどコンディションが大きく違います。そこで、今回は安全に海水浴で楽しむためのルールをご紹介します。


海水浴は赤と黄色の旗の間で!

語学学校や大学のオリエンテーションでも口を酸っぱくして言われることですが、海水浴は必ず赤と黄色の旗の間で楽しみましょう。人が少ないからといって旗の外で泳いではいけません。オーストラリアの波は日本に比べて大きく、流れも強いです。また、ビーチも長いため、沖へ向かう強くて早い潮の流れ「離岸流(リップ・カレント:Rip Current)」も発生しやすくなっています。そのため、ライフガード(Lifeguard: プロフェッショナル。白と紺のユニフォーム)やライフセーバー(Life Saver: ボランティア。黄色と赤のユニフォーム)がビーチを監視し、安全を守っています。赤と黄色の旗は、彼らが選んだ最も安全に海水浴を楽しめるエリアであり、彼らの監視が届く範囲なのです。この旗の間で遊んでいれば、万が一トラブルが発生した場合にも彼らが対応してくれます。合言葉は「ノーフラッグ=ノースイム(No Flag = No Swim :旗のないところでは泳がない!)

なお、サーフィンなどマリンスポーツをされる方は、逆に赤と黄色の旗の間に入ってはいけません。ボードが人にあたって怪我をさせるおそれがあるからです。
写真中央の白いボードはライフガードが助けに行く時に使う道具なので触らないようにしましょう。また、赤いコーンの間はライフガードの車がレスキューに出動する時の通路を確保しているものです。このコーンの間に座ったり立ち止まったりしないようにしましょう。

離岸流に気をつけよう!

「離岸流」に捕まってしまうと一気に沖へ流されてしまいます。離岸流はいつも同じ場所で発生しているわけではありません。ライフガードやライフセーバーが離岸流が起きていない場所を見分けて遊泳区域を設定しているので、基本的には前述の赤と黄色の旗の間であれば安全性は高いです。万が一、離岸流に捕まってしまった場合は無理に陸に戻ろうとしないことです。まずは落ち着いて横(ビーチと並行)に泳ぎ離岸流から抜けてから陸へ戻る、もしくは助けを待つことです。
陸に向かって手をふらない!

ビーチではライフガードやライフセーバーの皆さんが、監視してくれており、トラブルが発生すれば対応してくれます。陸に向かって大きく手を上げるのは「助けてくれ!」という合図になります。海で要救助者のところへ駆けつけるのはとても体力がいることです。ビーチにいるお友達へ向かって大きく手を振るのは紛らわしいので避けましょう。

逆に、トラブルが発生した場合はライフセガードがいる監視小屋やビーチに向かって大きく手を上げるということを覚えておくとよいですね。


ライフガードは黄色い監視小屋の中、もしくは、白い車の中、ライフセーバーはビーチにベースを作って待機していることが多いです。

他にも、1人での水泳、夜間の水泳、飲酒の影響が残っている状態や食後すぐの水泳は絶対に避けてください。サメや猛毒を持つクラゲ(イルカンジ・クラゲ、キロネックス、ブルーボトルなど)の情報が出ている場合もビーチで泳ぐのは避けましょう。また、紫外線の量も日本よりはるかに多いので、長時間ビーチにいる場合は日焼け止めなどを忘れないようにしましょう。

ビーチの安全を守るためのシステムが確立されているオーストラリア。ルールを知って安全に楽しみましょう❤

天ヶ瀬 有美 / Yumi Amagase

日本在住。ゴールドコースト6年、アデレード1年半、オーストラリア中央部半年滞在歴あり。会計業務担当。日本の大学で国際経済学を学んだ後、金融関係の会社に9年間勤務。趣味は旅行、散歩、カフェ巡り。働きながら短期留学を含め19カ国を訪問。職場にも恵まれ楽しい日々を送りながらも、幼い頃から抱いていた海外で生活してみたいという夢を捨てることができず、2012年オーストラリアへ。語学学校に通い、憧れていた大自然の中でのローカルの仕事を経験。翌年、このまま帰国することに物足りなさを感じ、再び語学学校へ。卒業時にIELTS6.5を取得し、サザンクロス大学の会計学修士課程(Master of Professional Accounting)へ進学。2015年11月、同大学を卒業し、現職。