オーストラリアでプチ田舎生活

先週末、夫の家族に会うためにクイーンズランド州・マッカイという街に行って来ました。
マッカイは私が住むゴールドコーストと同じクイーンズランド州ですが、ブリスベン空港から飛行機で1時間半ほど、車だと12時間半ほど離れている田舎町です。さとうきびや酪農・そして鉱山のゲートウェイとして知られています。

空港もとってもコンパクト!

ゴールドコーストもシドニーやメルボルンと比べると決して都会とは言えないのですが、オーストラリアの田舎町に来ると、やはりスケールが違います。義母が住んでいるのは市内中心から15分ほど離れたエリアですが、無限に広がるさとうきび畑(Sugar Cane)。

さとうきびを運ぶCane Train!専用の線路が街中をかけ巡っています。

このような環境で、プチ田舎生活を送ってきました。

まずは朝起きたら鳥の餌付け。義母から「毎朝鳥がやってくるから餌付けしている」と聞いていて、私はてっきりこういう感じで餌小屋に可愛い鳥が食べに来るのかな〜と思っていたのですが
なんと生の牛ひき肉をパックごと出して餌付けしていました。さすが田舎は餌付けもワイルド・・・鳥もマグパイやブッチャーバードなどカラス系のイカつい鳥さんたち。


朝ごはんを食べたら、家や庭のメンテナンス。築100年ほどの古〜い家を改装しながら住んでいるので、常に何らかのプロジェクトが進行中なんですね。

庭の木を切って裏に運んだり
腐ってしまった木を根っこから掘り起こして撤去したり
はたまた庭小屋で作業をしたり・・・
息子も張り切ってお手伝い!

またある日は、車で20分ほど走ったところにある義母のお姉さん夫婦の家に行ったのですが、なんと25エーカー(東京ドーム2個分)。
広大な敷地には牛がたくさんいたのですが、彼らは畜産農家では決してなく、牛はペット兼Lawn Mower(草刈り機)なのだそう。子牛を安く購入して放し飼いにし、庭(と呼ぶには大きすぎるが・・・)の草を綺麗にしてもらって、大きくなったら売ってまた子牛を買う・・・というのを20年ほど行っているんだとか。
(息子がかぶっているのは、アクーブラというオーストラリアのカウボーイハット)

牛と触れ合ったり
Quad bikeに乗ったり
また、地元の農家の方に人気のパブにも行きました。畑のど真ん中にあるパブですが、おしゃれでオーナーさんのこだわりのあるお店!

私自身オーストラリアの田舎町に来たのはかなり久しぶりでしたが、都心部に住んでいるとのはまた違い、昔ながらのオーストラリアを感じることができてとても良いなと思いました。

日本人自体もあまりいないようで、いく先々で「ゆりやと息子で日本語話してみてよ!」と言われました。ゴールドコーストで「日本語が聞いてみたい」と言われたことなんてなかったので、とっても新鮮。
(肝心の息子は、どんな質問をしても「しょーぼーしゃー!!」しか言わないので当てになりませんでしたw)

大学進学レベルの長期留学(2~4年)をするのであれば、やはりある程度の規模があり交通の便がよい都市を選択する方が良いかも知れません。ですが半年〜1年程度のワーキングホリデーやスタディアブロードでは、他の留学生があまり選ばない田舎町をあえて選んで生活してみるのも、楽しいと思いますよ!

関川 祐利弥 / Yuriya Sekikawa

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I094)。ゴールドコースト在住。北海道出身。中高時代、海外の学園ドラマの影響を受け「私もあんな生活がしてみたい!」と16歳でアメリカへ交換留学。ところが現実は理想とは異なり、公共交通機関一切なしのド田舎でのサバイバル生活。1年後、人として、また体型もひと回り成長して帰国。その後、日本の大学を卒業。人材コンサルティング会社勤務を経て、留学業界へ転職。…をしたつもりが、勤務支店が本社に吸収され職を失う。しかしピンチの時には、過去の留学で培ったサバイバル精神が役立つもの。「これは、もう1度海外へ行けということか!」とポジティブ思考で南国オーストラリアへ。現在は、ビーチから徒歩3分のゴールドコーストオフィスで留学カウンセリングと現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する