オーストラリアの大学のテストはどんな感じ?

こんにちは!アデレード支店の横山です。

以前の記事(【授業紹介】オーストラリアの大学での授業内容を紹介する話 〜PART2〜)でもご紹介しましたが、僕はこの学期で4つの授業を受けていて、そのうち2つは期末テストがありました。
それがようやく、つい先ほど終わり、今は開放感に溢れています。。。
今回の記事では、テストの内容や、試験の行われ方についてご紹介します!

試験会場について

試験は、日本の大学とは違い、キャンパス内で行われません!
規模が大きすぎて学生を収容できないので、"Adelaide showground"という場所で行われます。
シティーからはトラムやバスで10分ほどで行けるので、あまり遠くはありません。
会場に入る前に内容を確認するみなさん。
会場は、バスケットコートが9面くらい張れそうなくらいの大きなホールに、机と椅子がずらっと並んでいます。
かなり大きくて、人の多さに圧倒されました。

試験は2時間や3時間と長丁場ですが、始めてみれば意外とあっという間に終わってしまいます。
会場の雰囲気はやはり厳格な感じで、日本の大学受験を思い出しました。

試験の内容について

試験の有無は科目によってまちまちですが、僕が主に取っていたマーケティング系、ビジネス系の授業は期末テストがある印象です。
逆にアーツ系の授業を取っていた人は試験はないものの、期末エッセイにかなり苦しめられていました。。。
以下では僕が受けたConsumer behaviour と、International marketingのテストについて書いていきたいと思います。

Consumer behaviour

試験概要

  • 120分
  • PartA. 10 short answer question
  • partB. 2 essay questions
Part Aのshort answer questions は、主に用語の定義や、理論の概要を説明するもの。
説明には具体例を添えられるとなお良いと言われていたので、勉強にはそれを意識して取り組みました。

Part Bのエッセイの問題は、3つ提示されたテーマの中から2つ選んで書くという問題です。
最低1ページは書けと言われいていたので(400 wordsぐらい?)、時間制限が心配でしたが難なく書き終わりました。

International marketing

試験概要

  • 180分
  • PartA. case study
  • partB. 15 short answer questions
  • partC. 2 essay questions
Part Aのケーススタディーは、オーストラリアのワイン会社が、フィリピンに進出するべきかどうか?を問う問題でした。
オーストラリア、フィリピン両国のGDPなどの基本的なデータや、ワインの消費量、文化、宗教的なデータが提示されており、それらをもとに自分で分析して、答えを出します。回答には授業で習ったマーケティングセオリーなどを組み込まなくてはならず、大変そうに聞こえますが、逆に自分がよく理解している内容を使って論理を進めていけば、いまいちわかっていないところに触れず回答できるので、答えよう次第ではうまくこなせると思います。

Part Bのshort answer questionsは、consumer behaviourの時と同じように、用語の定義などを具体例を交えて答える問題です。
内容も手ごわかった上、準備も完璧ではなかったので苦戦しました。。。

最後のpart Cに関しては、6個ある問題のうちから2つ選んで回答するという問題です。
選択肢が6個もあるのがありがたかったです。なんとか書けました。

試験対策・勉強方法


勉強方法は本当に人それぞれで正解なんてないのですが、僕がどうやって勉強していたかをご紹介します!

基本は毎回の授業スライドから

やはり毎回毎回の授業で使用するスライドがメインで、テストにもよくここから出ます。
僕はまずスライドを読み込んで理解すること、スライドだけではわからないところはテキストを読んで、理解するようにしていました。

ノートにまとめて暗記する!

スライドの中でも大事なところや、覚えるべき用語をノートにまとめました。
この時、暗記するべき用語はオレンジのペンで書いてまとめます。こうすることで、あとで赤シートを使って効率的に暗記学習ができるのです!
ただノートを眺めるよりも、赤シートで頭を使った方が数倍効率よく学習できます!マーケティングはわりかし暗記することが多いですよ!

赤シートは本当に便利な道具で、僕も中学時代からずっと赤シートを使って勉強していますが、オーストラリアでは使っている人を見たことないですし、まず手に入りません。
なので、赤シート愛用者は日本からお持ちすることをお勧めします!

アウトプットする

暗記(インプット)の作業ばかりしていると、「この単語は知ってるけど、意味を説明できない」という状況に陥りがちです。
しかしテストは記述で、説明が求められる問題ばかりなので、その練習もしておく必要があるのです。
なので、インプットで断片的に覚えた知識を、自分でつなげてみる(説明してみる)、という練習をすると、知識同士が繋がって、かなり深い理解につながります。

例えば、
「Information searchの2つのタイプは?ーinternal search, external search」
という単純なクイズのような暗記だけじゃなく、
「Information searchはinternal searchとexternal searchに二分でき、internal searchの特徴は、、、」
というふうに、さらに深い内容も加えて説明する練習をすると、わからないところも明確になるので、お勧めの勉強法です。

まとめ

今回の記事では大学でのテストについてご紹介しました。
勉強法もご紹介しましたが、何よりも一番効率的な勉強は「毎週毎週こまめにやること」だと思います。
当たり前のように聞こえますが、予習や課題を優先してしまったり、単純に遊びに行ったりしてしまい、意外と難しいと思います。
ただ、テスト前に詰め込むよりも、こまめに丁寧に勉強した方が知識の定着もいいと思いますので、これからオーストラリアの大学で留学する方はぜひ、「こまめに勉強する」という難しい課題にも挑戦してみてください!