アデレード・フリンジ・2015

2月13日~3月15日まで、アデレードでは「Adelaide Fringe 2015」が開催されています。
イギリスのエジンバラ、フランスのアビニヨン、オーストラリアのアデレードが世界3大フリンジと言われています。

フリンジとは芸術祭や演劇祭と言われますが、アデレードの場合は、大衆演劇祭と言った感じで、市内や郊外の各演劇ホール、シアターでダンス、サーカス、トークショー、コメディー、アート、映画、子供向けのイベント、など様々な分野で多岐に渡り用意されています。

無料のショーやイベントも沢山用意されています。特に市内のRundle Mallやストリート沿いではマジックショー、パントマイム、ジャグリングなど大道芸人がパフォーマンスしているので気軽にフリンジの雰囲気を楽しむことができます。

イベントについての詳細は、こちらから確認できます。
http://www.adelaidefringe.com.au/

初日はアデレードのメインストリート King William Street のノーステラス(SA州立図書館や博物館のある通り)から、アデレード市の中心 Victoria Square までパレードがありました。金曜の夜なので、仕事終わりに見てきましたよ!
(アデレード支店のあるビルは、そのKing William Street沿いにあります。)

午後6時30分から交通整理が入り、そこから道路沿い(道路真ん中のトラムレーンも)が観客席になります。競い合うように席取りが始まるかと思いきや、何事にものんびりのアデレード、実際に混み出すのは7時30分を過ぎてからです。笑
しかしパレードが始まるころには、こんなにアデレードに人いましたっけ?というくらいの人が観覧にきていました。

パレードのほんの一部ですが、こんな感じです。
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この2~3月のアデレードは、オーストラリアで初めての芸術祭「ADELAIDE FESTIVAL」、音楽祭「WOMADelaide(World Of Music Arts and Dance と Adelaideをかけた造語です)」と賑わいます。地元 Adelaidian には MAD MARCH と言われる季節です。

アデレードに引越してから、1年と3ヶ月が過ぎましたが、アデレードはローカルなイベントが大小問わず多くあり、みんなが楽しめるアットホームなシティです。イギリス、ドイツ、イタリアからの移民の多いアデレードは、ヨーロッパ的なイベントも多く1月にはドイツフェスティバルがあり、2月の最初にはイタリアン・フェスティバルがありました。これらのフェスティバルもアジア色は濃くない感じです。

いたるところに公園、くつろぎスペースがあり、自然に満ち溢れ、ゆっくりと時が流れていくオーストラリアの田舎街、自分が15年前にオーストラリアに来た時の「オーストラリアらしい」感じが、ここには残っているような気がします。良い意味でオーストラリアらしさを感じたい人はぜひアデレードにもお立ち寄りください〜。

齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。1999年、経済連を退社し、ニュージーランドに留学→2000年、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスでのサポートと様々な形で留学生と接する日々。このカウンセラーに質問する