by Lyn Lomasi
オーストラリアは、建国から200年ほどの歴史のマルチカルチャリズム(多文化主義)。
多くの移民から成り立っている国です。
そしてオーストラリアではアメリカやイギリスにも負けないほどの高い教育水準を誇り、今日では世界高い評価を受けていることもあり、様々な国からの留学生が学びにきています。
そのため、英語学校を始め、専門、大学、普段の日常生活の中でもいろいろなバックグラウンドを持った人達に出会う事ができるのです。
そのバックグラウンドによって、話す英語のアクセントも様々。
日本人、韓国人、中国人、ブラジル人、スペイン人、イタリア人、フランス人、それぞれに特徴的なアクセントがあります。
英語のネイティブスピーカーであるオーストラリアや、アメリカ、イギリス人でさえもそのアクセントは違うものです。
以前に、私自身もイギリス人の友人と近所へ出かけた時、行き先を聞いても全く理解できないことがありました。
「オンタイディ、オンタイディ」と、言われて
??????
向っている先にオンタイディという名前のお店は近隣にはないし・・・
実際は、
「Untidy アンタイディ」と言っていたんです。
本当のお店の名前はまた別にあるのですが、いつも賑わっていてゴミゴミしているから、そういう愛称つけてたんですね。
Untidyの発音記号: ʌ`ntɑ'idi
これをみても、「オンタイディ」という発音にはならないはずなのに・・・・・だから英語って不思議です。
イギリス人もその出身エリアでアクセントがもの凄く変わります。
オーストラリアのテレビ番組でもよくイギリス人が出演していますが、
Butが、「ブッットゥ」Love itが「ロヴィット」というように独特のアクセントで話すのを耳にする事があります。
これらが聞き取れるようになると、さらに英語は面白くなりますよ。
少し話しはそれますが、ホームステイのリクエストで「白人のオーストラリア人家庭がいい」といただくことがあります。
たしかに、もの凄くその気持ちも良くわかるのです。
ですが、移民で成り立っているオーストラリアではフランス系黒人、イタリア系白人、中国系オーストラリア人、彼らは皆オーストラリア人なのです。
3世の中国系の人がネイティブではないと言ったら、オーストラリアでは人種差別として訴えられます。
3世の子供は、オーストラリアで育ったオーストラリア国籍を持つれっきとしたオーストラリア人なのです。
多文化国家のオーストラリアで学ぶのですから、様々な人たちと触れあって沢山の英語を聞いて下さいね。