学校の先生にばったり

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シドニー中心のランドマークQueen Victoria Building(QVB)前にはスクランブル交差点があります。

先日、退社後に交差点を渡っていたところ、ふとすれ違ったのが私がワーキングホリデー時に通学した英語学校の先生でした。
このスクランブル交差点は、青信号から赤信号に変わるのもとても早いので、お互い早足で渡っていたこともあり立ち止まって声をかける間もありませんでした。

この先生はイギリス出身でお名前がAbigail(アビゲイル)、略してAbbie(アビー)。
Abbieとは、英語学校卒業後から数年経っても偶然ばったり市内で会うこともあって、その度に「Hi Beautiful Flower!!!!!!」と手を広げて駆け寄ってきてぎゅっとハグしてくれる私の大好きな先生でした。

語学学校には3ヶ月しっかり通って担任の先生は3人。Abbieは丁度2人目の先生。

一人目の先生は、オーストラリア人の女の先生、とってもフレンドリーで可愛らしく私たち生徒と年齢も近かったこともあり、同じような感覚で授業を進めくれるタイプ。
2人目のAbbieはイギリスのアクセントで、授業は身振り手振りを含めてとってもパワフル。イギリス英語とオーストラリア英語の違いなども教えてくれました。
3人目の先生は、初めての男性の先生。服装も画家のおじさんのようで見た目は不思議系でユニーク、なのにとっても知的。授業もいつもワクワクする感じ。
担任の先生以外にも、毎日最後の1コマは先生が変わる学校だったこともあり、また先生が病気の時は代理の先生が授業をしてくれたりということもあったので全部で7、8名くらいの先生から授業を受けた記憶があります。

英語学校ではいろいろなタイプの先生がいて、ゲームを用いながら分かり易く楽しく授業をする先生や、テキスト等も使いながら授業を進める先生、若い先生、ベテランの先生などなどいろんな先生がいます。

先生とは日々の授業を通じて徐々に慣れて、仲良くなってくるのでクラス替えで先生が変わった時などは、どうしても前の先生と比較をしてしまう、という事はあると思います、というか実体験からして「あります」。

ただ先生が変わったときなど新しい先生に対して、ダメだしばかりだと折角の英語の勉強も楽しくありません。
普段の人間関係でも言えることかもしれませんが、第一印象はあまり良くなかったけど、時間が経つにつれていろいろな面が見えてきてとても仲良くなった、ということもありますよね。

オーストラリアは、日本と違って先生に自分の意見を伝えることは、決して悪いことではありません。なのでもし、授業でこうしたいなということがあれば、先生に提案してみましょう。

前向きな姿勢で自分が動けば、長期就学の間、先生やクラスメートに惑わされること無く自分の力でモチベーションを保ちながら過ごすことができるはずです。

先生達の個性に触れつつ、楽しみながら集中して英語の勉強をして、充実した留学生活を送ってほしいなと思います。

大越 麻結 / Mayu Okoshi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G175)。高校2年の時に、ノースシドニーのカソリック系女子校へ2週間の短期留学。当時、Appleという単語すら聞き取れなかった私を温かく迎えてくれたホストファミリーとの出会いを通じ、またオーストラリアへ来る事を心に決める。その後、アパレル業界勤務、実家家業を経て、2002年ワーキングホリデービザで渡豪。1年の滞在が終わりに近づく頃、何かを得てから帰国したいと考え、専門学校へ進学。Diploma of Public Relationsを修了する。留学業界との出会いはワーホリ時代に遡る。その後、英語学校スタッフとしての勤務、オーストラリア留学センターシドニーオフィスで12年の勤務を経て東京オフィスへ異動。2021年から再びシドニーオフィス勤務。このカウンセラーに質問する