メルボルンはコーヒー文化が進んでいる街で、ここで生活しているとコーヒーが好きになります。コーヒー豆は、ブラジル、コロンビア、グアテマラ、コスタリカ、エルサルバドル、チリ、メキシコ、ニカラグアなどなど、世界中から届いた豆を、いろいろなロースター(焙煎屋)が煎り、その豆をカフェや豆屋さんで買えます。
まぁ、これは日本を含め万国共通ですが、ロースターの技術次第で豆も風味も変わるんですよね。実はオーストラリアでもオーガニックのコーヒー豆が販売されていて、個人的にはそれも好きです。
お値段は、焙煎済みのもので250グラムのものが、15ドル位。用途に合わせて「サイフォン」「フィルター」「エスプレッソ」など伝えれば、その場で豆を挽いてくれますし、豆の状態でも買えますから、オフィスでゴーリゴリ豆を挽いて飲むこともできます。
さて、コーヒーの入れ方によって若干の違いはあるものの、250グラムであれば約20杯~25杯のコーヒーが飲めます。一杯あたり60セントくらいです。しかし、コーヒー好きにはこの、「250ドル→15ドル」は決して安くありません。というか、もっと安くしたい!そう突き詰めていくと、「生豆だ!」という答えに行きつきます。
生豆。つまり焙煎前の豆です。コーヒー豆は初め緑色をしていますが、高い熱を与えることにより豆が焙煎され、コーヒー豆となります。そして、焙煎前の豆はなんといっても安いです。ある意味、焙煎の手間賃を上乗せして、コーヒー豆を売っているわけですから、生豆より高くて当たり前。なので、今回は生豆を買って、自分で煎る作戦にうってでてみました。
しかし、業務用の焙煎機は小型のものでも非常に高価で100万くらいします。そんなもの買えません。そんな中、自宅焙煎をする人の中で人気なのが、「Heat Gun Dog Bowl Method」という方法です。日本語訳は「ヒートガンとドッグフード容器方式」ですね。ということで、やってみました。
コーヒー豆を煎ってみよう
早速、生豆をゲット。1kg=35ドルを2種類購入。合計70ドルなり。
そして、ヒートガン。強力なドライヤーみたいなもので、電源を入れると、最高で450度くらいの熱風がでます。30ドルくらい。
うちは、イヌがいますが、ドッグフード用のボールはありません。鉄の鍋を使います。初めは室内でやっていたのですが、今回は、コーヒー豆のカス(豆の皮)が飛ぶことを知り、外に移動です。適当な豆を鍋に入れて。。。スイッチオン!熱風を当てながら、ぐるぐる豆をかき混ぜます。
まだ色は変わりません。
ほんのり、変わって来ました。
お、変わって来ました。
良い感じ
パチパチいい始めました!追い込みです。
自分は、大体下記くらいの色で終了です。もちろん、もっと焙煎して濃い味(?)にすることもできますし、この点は好みです。豆はザルに移し、ドライヤーの冷風などでしっかり冷やしたあと、封をしていれておきます。本当はもっとスマートなやり方があるのかも。
ジップロックに入れ、3日位たった後から飲みはじめられます。エンジョイコーヒーライフ。
実は、フライパンで煎る方法もあります。が!何度かトライしたものの、どうにも焦げやすい。なので、ヒートガン方式に変更しました。
ちなみに、今回購入した生豆は二種類ありますが、一つはGuatemala Finca La Esperanza CoE Lot7という豆です。こちらはMarket Lane Coffeeで同じ豆のコーヒーが飲めますが、一杯5.50ドル!自分で煎った豆の味と、お店の味(プロが煎った味)の違いを知ることができるので、これまた楽しんでます。
ちなみに、コーヒー好きなら、インパクト・イングリッシュ・カレッジで開講中の、バリスタ英語プラスコースがオススメです。現地のカフェで働けることはもちろん、エスプレッソマシンのノウハウを身につけられることができるので、個人的にも参加してみたいコースです!