アンザック・クッキーを作る

本日は、アンザック・デー(ANZAC Day)でオーストラリアはお休みです
もとは第一次世界大戦中、1915年4月25日にオーストラリア・ニュージーランド軍団(ANZAC)がトルコのガリポリに上陸し戦争に参戦しましたが、その兵士や国のために挺身した人々を追悼する日としてアンザック・デーが設けられました。

第二次世界大戦後は、ガリポリの戦いに参戦した兵士だけでなく、すべての戦争に関与した兵士や国民を追悼するのための戦争記念日となっています。その為、本日は夜明け前から追悼式典が行われたり、2時間半程のパレードが行われたりします。街中は、軍服やユニフォームを着た人たちや音楽を演奏するバンド・グループ、募金活動をする地元コミニティーの人たちで賑わいます。戦争を経験した軍人のための社会福祉施設などへの寄付を目的として、アンザック・ビスケットやオーストラリアではお馴染みのソーセージ・シゾー(Sausage sizzle)、戦争追悼のシンボルである赤色のポピー(ヒナゲシ)のピンバッチなどが売られています。

ちなみに、ANZAC Dayの代表的な食べ物といえば、アンザック・ビスケット(クッキー)ですが、これは栄養が不足している兵士のために、すべての栄養素をビスケットに入れてしまおうと女性が思いついたのが由来です。

戦時中、妻や母親、ガールフレンドたちは、戦地で戦う兵士たちの栄養をとても心配していました。また、第一次世界大戦中は、発送された食糧を兵士たちが受け取るまで、冷蔵庫や冷凍庫などのない海軍船で2ヶ月以上もの日数が掛かるのは普通でした。

レシピのもとは、スコットランドの「ロールドオーツ」という蒸したオーツ麦をロールにかけて潰して、フレーク状にしたものからきています。ロールドオーツは、寒い気候でも生き抜いていくための糧として食べられていました。オート麦のほか、砂糖、小麦粉、ココナッツ、バター、ゴールデンシロップ、ベーキングパウダーと沸騰したお湯が材料でした。材料を混ぜ合わすのに、戦時中は卵を入手することが困難だったため、代わりにゴールデンシロップ(または糖蜜)が用いられていたようです。第一次世界大戦中、学校や教会団体、多くの女性団体組織が多大な時間を掛けてアンザック・ビスケットの製造に取り組みました。そして、湿気に弱いビスケットの鮮度を少しでも維持させるために、茶葉などが入っていた密閉缶にクッキーを詰めて送ることになったのです。

当時のものを再現した缶箱入りのアンザック・ビスケットは、この時期のスーパマーケットでは必ず見かけます。

ただ、「売っているものを買う」では味気ない。ということで、40分で作れる「元祖アンザック・ビスケット」の作り方をご紹介します。

アンザッククッキーの作り方

材料
  • 小麦粉 1カップ(150g)
  • 乾燥ココナッツ 1カップ(80g)
  • ロールド・オーツ 1カップ(90g)
  • 粉砂糖 1/2カップ(110g)
  • 黒砂糖 1/4カップ(55g)
  • バター 125g
  • ゴールデンシロップ 大さじ2
  • ベーキングパウダー 小さじ1/2

手順1

オーブンを180℃に予熱します。 トレイ2枚にベーキングペーパーを敷いておきます。大きなボウルに、小麦粉、ココナッツ、ロールドオーツ、砂糖を入れて、木製のスプーンで混ぜ合わせます。

手順2

バターとゴールデンシロップを小さな鍋に入れて低温で温めます。3分間ほど混ぜながらバターを溶かします。そのあと、5分間放置して冷まします。

手順3

小さなボウルに、沸騰したお湯小さじ1と1/2とベーキングパウダーを混ぜ合わせ、手順1と2に混ぜ合わせます。よくかき混ぜます。

手順4

大さじ1杯ほどの量を手に取り、ボール状にしてトレイに並べます。ボール状の形を平らにするために軽く指先で押してビスケットの形に整えます。オーブンで15分間焼きます。完全に冷めるまでトレイに置いておきます。冷えるにつれてビスケットはサクサクになります。

...「あれ?写真がないじゃん」と心配している
方いますよね。そうなんです。まだ作っていないんです。「アンザッククッキー作るなら、アンザックデーでしょ!」と思っているので、今日挑戦してみたいと思いますので、写真は乞うご期待です!

林 真生 / Hayashi Masuyo

留学カウンセラー歴22年。オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I008)。

2002年にワーキングホリデーでゴールドコーストへ渡航し、現在の勤務先である留学代理店で、WEBサイト制作に関わったことをきっかけに留学業界に入りました。その後、2006年に永住権を取得。メルボルンオフィスで約7年間勤務した後、2015年にクイーンズランド州へ戻り、現在はブリスベンオフィスで留学生のサポートを行っています。

これまで多くの留学生を見てきて感じるのは、留学で大切なのは「学校に入ること」だけではないということです。現地でしっかり学び続けられるか、思い通りにいかない時にどう乗り越えるか、そしてその経験をその先の人生にどうつなげるか。その部分まで考えることが、本当に大切だと思っています。

高校生の大学進学、大学生の休学・認定留学、社会人のキャリアチェンジ、保護者の方からのご相談まで、留学の目的や不安は一人ひとり違います。学校名やコース名だけで判断するのではなく、英語力、成績、費用、将来の目標、現地での生活まで含めて、現実的に続けられる留学プランを一緒に考えていきます。

留学を決めること自体、大きなチャレンジです。ただ、せっかくオーストラリアに来るのであれば、そこからさらに一歩踏み込んで、現地でいろいろなことに挑戦してほしいと思っています。自分は、そうやって挑戦する留学生を、ブリスベンの現地カウンセラーとして全力で応援します。このカウンセラーに質問する