こんにちは!ゴールドコースト支店、Yumiです。
約10日間にわたってゴールドコーストを熱くしていたコモンウェルス・ゲーム(Commonwealth Games)も昨日、閉会式を迎えました。
私も土曜日に一番興味がある陸上競技最終日をスタジアムで観戦してきました。
家族の影響で陸上競技が好きなのですが、陸上競技の魅力は、速く走った人、遠くへ跳んだ人、遠くへ投げた人、高く跳んだ人が勝つというわかりやすさ、そしてシンプルだからこそ0.01秒に満たない反応の差、たった半歩の判断が勝負を決するというドキドキ感です。また、選手が観客に鼓舞するための手拍子を煽ることも多いので選手と一体感を得ることができます。しかも同時に複数の競技が行われるため、観客はとても忙しいのです(笑)昨日も手拍子、応援、メダルセレモニーでの拍手、ウイニングランをする選手への拍手と気づいたら手が真っ赤になっていました。
ウイニングランで会場を一周する走り高跳びの銅メダリスト、オーストラリア代表Nicola McDERMOTT選手
どの国の選手にも大きな声援が送られていましたが、やはり地元オーストラリア人選手への応援は一際大きく、選手達も自己ベストを叩き出すなど活躍していました。一番盛り上がったのは女子のマイルリレー(4X400mリレー)。惜しくもメダルを逃しましたが、オーストラリア・チームが最後まで2,3位争いをしていたためスタジアム中に地鳴りのような歓声が響いていました。こんな会場全体が振動して耳がキーンとするような歓声、某国民的アイドルグループのコンサートでも日本シリーズのヤフードームでも聞いたことがありません。鳥肌が立ち、私も思わず立ち上がって「Go, Australia! Go! Go! Go!」と叫んでいました。オーストラリアに来て6年。まさか全力でオーストラリアを応援する日が来ようとは…
さて、スタジアムにはたくさんのボランティアの方がいましたが、皆さん笑顔ですごくフレンドリー。「みんなで大会を楽しもう」という雰囲気が伝わってきて、こちらも自然と案内の方とハイタッチするなど、笑顔になりました。テレビやラジオの報道を聞く限り、選手たちからのボランティアに対する評価も軒並み高かったようです。
案内係のボランティア。このあと、大会マスコットボロビーの手を貸してくれて写真も撮ってくれました。
そして、いよいよ2年後は東京ですね。外国人観光客へのおもてなしやボランティアとして参加することを目標にオーストラリアで英語やホスピタリティを学んでいる、またはこれから留学しようと準備している方も多いと思います。日本らしい気遣いや丁寧さと、オーストラリアの生活の中で学ぶフレンドリーな人との接し方が世界中からやってくる人々の素敵な笑顔につながるといいですね。
笑顔でセルフィーに応じてくれた4X100mリレーの銀メダリスト、南アフリカ代表Emile ERASMUS選手。2年後の活躍も期待しています。