by yasuyo shiomi
お金の単位として、オーストラリアではドル「dollar」です。
オーストラリアに来てから長い年月が過ぎ、日常さらっと聞き流していたのですがお店でお買い物をしたり、お友達と話をしていると、お金の呼び方で「dollar」が使われないこともあります。
「dollar」以外で良く聞くのは、
バックス!「bucks」
昔、鹿の革(Buck Skin、Deer Skin)は価値のあるもので、お金のように交換してたことに由来しています。
ちょうど2ドルや10ドルの時には2bucks、10 bucksといいますが、 1.50ドルなど端数があるの時には聞いた記憶がありません。
他にお金を表すのに、
ドウ「dough」。
doughは「パン・ケーキなどの生地」のことですが、スラングでは「お金」という意味も持っているのです、面白いですね。
私の一番下の弟は昔、パン屋さんでお仕事をしていた事があったのですが、その事をホストファーザーに伝えたら、
「Oh He is making dough!!!!」 そうか、パンを作ってるのか(=それでお給料を貰ってるんだね)と、お金とパン生地をかけて言っていました。
チャールズ・チャップリンの代表作ライムライトの中の有名な台詞で、
Yes, life is wonderful, if you're not afraid of it. All it needs is courage,imagination,… and
a little dough.
「人生はそれを恐れなければ、ひどく素晴らしいものなんだよ。人生で大切なものは、「勇気」と、「夢」(想像力)...そうそう、そのうえに、お金をちょっぴりね。」
というように、doughが「お金」を表す表現として使われています。
「dough」は日常それほど耳にしない言い回しですが、英語は奥が深いですね・・・