英語ができるということ

パースのカーティン大学でAccountingを学び、現在日本の外資系企業で仕事をしているY子さんが、最近ホリデーでパースにやって来ました。

久しぶりに会ったので、日本での就職活動どうだった?と聞いてみました。
Y子さん、きっぱりと「仕事はあります」

今の会社は帰国してから3社目。
・・・とはいえ、クビになったわけではありません。
1社目から徐々にステップアップし、今の会社で3社目。
もちろん、お給料もアップ。

そんな彼女は、面接で「あなた、本当にTOEIC(たったの)890点?」と聞かれたそうです。

彼女以外の応募者には、TOEIC900点以上を持っている人がゴロゴロいたそうです。
しかし、Y子さんは890点しかもっていませんでした。

が、いくらTOEIC900点を持っていても、Y子さんのように英語でコミュニケーションが取れる人はいなかったそうです。

面接官が採用したかったのは、「英語で話ができて、上手く交渉ができる人」
TOEIC900点が必要だったのでは無く、ビジネスの場で相手を納得させられる英語力、
例えば「アメリカではそうかもしれないけれど、日本では○○なので、こうしてもらえますか」という意味のことを上手に伝えられる人材だったのです。

英語はあくまでもその場でコミュニケーションを取るツールでしかありません。
そのツールを使い、どう生かすか、それは自分のコミュニケーション能力次第。

留学=英語の勉強

それだけでは不十分。自分磨きも必要なんだと気づかされたY子さんとの再会でした。

UWA



早川 真由 / Mayu Hayakawa

オーストラリア、パース在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I005)。オーストラリアにワーキングホリデーで渡航したのが、私の初めての留学でした。そこで感じたことは「留学は生活」。留学には、短期の観光とは違う「日々の生活」があります。一人で海外生活をすることは、初めての日本での一人暮らしを数倍タフにした感じ。日本を出発する前は分からなかったけれど、最初の一年で最も学んだことは「ライフスキル」だったかもしれません。でも、このライフスキルは人生においてどんなに役立つことでしょう。留学の醍醐味は、勉強だけでなく、自分の人生を強く、豊かにしてくれるところにもあります。

留学はチャレンジを止めたらおしまいです。学校に通って勉強するだけなら誰にでもできます。でも「勉強プラス何ができるだろう」と考え、積極的に行動することで、人と違う経験ができるチャンスがあるのです。いつもフレッシュなチャレンジ精神を持って、考えて行動する留学生活を送れば、きっとFruitfulな結果が待っていることでしょう。このカウンセラーに質問する