運転手さん、ありがとう


月曜日からシドニーは土砂ぶりの雨続きです。。。

昨晩、退社後にバス停へ向かって横断歩道を小走りに渡っていたところ、
私が乗るはずのバス470番が出発したところでした。

これを逃したら、約小1時間待たなくてはならないので、なんとか乗りたい私。
手を上げて運転手さんに合図したら、本当だったらバス停以外からの乗車は
認められないのですが、ラッキー。乗せてもらえました!

良かったー、雨の中でバス待ちにならなくて。。。と座席について読書。
バスに乗る時間も1時間弱、しかも雨なので、いつもよりは時間がかかる
であろうと集中して読書タイム。

しばらくすると、バスが止まり見回すとお客さんは私だけ。
こんなに早く、到着するはずないな。。。と思って、このときはまだ余裕で
読書を続けてたら、とうとう運転手さんが振り向いて、

「何処にいくの??」と訪ねてきました。

おかしい。。。。。。

あわてて運転席へ行き、自分の行き先を告げると、「違うバスに乗っちゃったねー」と。。。。
間違えて乗ったバス番号は431、いつも乗っているのは470。
全然違う番号なのに見間違えるとは。。私としたことが。

外は雨、真っ暗。しかも違う行き先のバスに乗ったため、自分が今何処に
いるのか分からず、軽くパニック。

そこに運転手さんがなんと、「家の近くまで乗せてってあげるよ!」と夢のようなオファー。
バス貸切で送ってくれました。

普通であれば、間違えたバスに乗ったら、間違える方が悪いとその場で有無を言わさず
お客さんをおろす運転手さんが殆ど。
良くて、別のバスを拾えるバス停の場所を教えてくれるくらいです。

以前には仕事帰りに乗ったバスで、降りるはずのバス停よりもかなり手前で夜の10時過ぎに
いきなり、「今日の勤務時間終わったから、お客さんみんな降りて!」と放り出された経験もある私。

昨日の運転手さんは本当に神様でした。
運転手さん、ありがとう!!!

大越 麻結 / Mayu Okoshi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G175)。高校2年の時に、ノースシドニーのカソリック系女子校へ2週間の短期留学。当時、Appleという単語すら聞き取れなかった私を温かく迎えてくれたホストファミリーとの出会いを通じ、またオーストラリアへ来る事を心に決める。その後、アパレル業界勤務、実家家業を経て、2002年ワーキングホリデービザで渡豪。1年の滞在が終わりに近づく頃、何かを得てから帰国したいと考え、専門学校へ進学。Diploma of Public Relationsを修了する。留学業界との出会いはワーホリ時代に遡る。その後、英語学校スタッフとしての勤務、オーストラリア留学センターシドニーオフィスで12年の勤務を経て東京オフィスへ異動。2021年から再びシドニーオフィス勤務。このカウンセラーに質問する