罰金1100ドル


1100

写真はシドニーの地下鉄駅構内での喫煙に対する罰金だよ!のお知らせ。
そもそも、もとから地下鉄ホーム内は全面禁煙なのに罰金とるってのは、守らない人がいるんですかね。最大1100ドルってなかなかの罰金額。

オーストラリアでは、2006年から各州で禁煙法(各州で微妙に違う)が施行されています。
世界の国別にみると、全人口および男性の喫煙率は、東アジア諸国で極端に高く、欧米諸国の先進国では低く、逆に、女性の喫煙率は東アジア諸国の方が極端に低い傾向があり、欧米諸国の先進国ではやや高いようです。WHOの資料(2007年)によると、韓国 25.6(男46.6、女4.6)%に対し、スウェーデン 16.0(男13.9、女18.0)%、米国 17.0(男19.1、女14.9)%、オーストラリア17.7(男18.9、女16.5)%だそうです。

世界から見ても、喫煙率の低い国がオーストラリアってことですね。そんな日本もJTの統計では、2010年で全体で23.9%(男36.6%、女12.1%)と減少傾向にあり、アジア勢の中だと、先進国並みの低い喫煙率になってきたそうな。(By Wikipedia)

オーストラリアでは、タバコの喫煙に伴う医療費や社会保障費を抑制するため、また税収を増やすため値上がりを続けています。
タバコの価格を値上げするとその直後に喫煙者数が顕著に落ち込むことが統計的に証明されているのと、テレビの禁煙コマーシャルも同様な結果をもたらしています。あのグロいCMですね。たばこパッケージの規制厳格化もあり、今後も更なるタバコへの増税(値上げ)と禁煙コマーシャルの放送の継続を推奨しています。

そんな自分も昨年、タバコやめました。やめて(やめれて)良かったなーと思っています。
ずっと抱えていた病状があり、手術もして良い方向に向っています。なので健康第1でやっぱりやめてしまおうと。それに値段もべらぼうに高い!ですしね(今更ですが)。
何より、レストランで食事中にタバコを吸いに席を外すとか、車の運転中にイライラしたりとか、罰金を気にするとか、とにかくタバコを吸うという行為に依存しなくなったのは、良かったなーと思っています。健康を含め、いろんな意味で、Stop Smoking, Start Saving でした。

齋藤 新 / Arata Saito

オーストラリア、アデレード在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I009)。1999年、経済連を退社し、ニュージーランドに留学→2000年、ワーキングホリデーでオーストラリアへ。現地の旅行会社勤務などを経て、2002年より現職。クイーンズランド州、ニューサウスウェルズ州、南オーストラリア州の主要都市を移り住み、現在に至る。語学留学、TAFE専門、大学・大学院留学への留学相談、アデレードオフィスでのサポートと様々な形で留学生と接する日々。このカウンセラーに質問する