日本のGEOS倒産と、会話力


今日のニュースといえば、日本のGEOS倒産。すでに、オーストラリアのGEOSは今年2月に倒産したため、日本のGEOSが破産したからといって、何がどうこうなるわけではありませんが、やはり、オーストラリアのGEOSが潰れたあの日を思い出したりします。日本のジオス・スタッフも、今は生徒さんの対応に追われているんだろうなー。

ただ、オーストラリアのGEOSに通っていた生徒さんのために「6ヶ月無料で授業が受けられる権利を与える」という、約束をしていたはず。あれはどうなるんだろう?経営引受先のジー・コミュニケーション社がなんとかしてくれるのか?保護にされるのか。そこは気になるところ。GEOSで働いていたスタッフも、生徒さんも出来るだけ良い形で次に繋がって欲しいです。

そして、GEOSと聞いてもう一つ思い出す話。

以前、日本のGEOS(たしか池袋店)に通っていた生徒さんがいまして、この方はGEOSでは結構上のクラスだったようです。「GEOSが嫌い」という理由で留学を考えたわけではなく、さらなるスキルアップを目指しての留学でした。

「会話力はもう問題ないから、文法力を伸ばしたい。」と、会話力には相当の自信があるようで、私立のメルボルンの私立英語学校語学学校に入学→そして、初日が終わって一言。

「何言っているか、英語が全くわかりません。。。」

これ、別に「先生がオーストラリア人で、オーストラリア訛りが激しい」とかではないんです。実際、オーストラリアの英語学校は、イギリス、カナダ、アメリカ、オーストラリアなどいろいろな国の英語教師が働いていますから、語学学校の授業で、オージー訛りな英語を聞くことはまずありません。念のためと思い、授業を担当した先生に確認したところ、イギリスから来た30代前半の先生でした。

では、なんでわからないの?となるわけですが、もう単純にスピードが違うのです。話すスピード。

GEOSに関わらず、英会話教室に通う→英語ほぼマスター(と思ってる)→留学→全然わからない!という生徒さんは意外といます。一概に「問題はココ!」とは言えませんが、英会話教室では「日常会話にしてみればゆっくり過ぎる」と思えるスピードで授業を進めるため、耳も話すスピードもそれに慣れてしまうようです。

加えて、先生が日本人特有の英語(アクセントを)を理解してくれるため、生徒さんが言いたい意図を、「汲んで」しまうため、会話が成りたってしまうようです。そんな条件が重なって、会話力は完璧な気になってしまうわけですねー。

皆さんこういう経験をバネに、英語力を身につけていくわけですが、語学学校(語学留学)で軽い挫折を味わう事で、「よし!勉強しよう!」と思うことは、悪いことでは無いなと思います。臥薪嘗胆の思いは無駄にならない!ってことでしょうか。四文字熟語の使い方違いますか?

とういことで、挫折を味わいたい方、是非ご連絡ください!

林 真生 / Hayashi Masuyo

オーストラリア、ブリスベン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I008)。日本では販売業、IT関連業に携わり、海外といえば旅行でヨーロッパやアメリカを訪れる程度。そんな中、友人のススメもあり、2002年ワーキングホリデーでゴールドコーストへ。右も左もわからない中、留学代理店(現職)のWEBサイト制作をする機会に恵まれ、1年間夢中で専門知識を身につける。その後、勤務先のサポートを得て2006年に永住権を取得。2年後、新オフィス開設に伴いメルボルンに転勤、約7年間をメルボルンで過ごす。しかし、QLD州の暖かさが忘れられず(?)、 2015年7月にQLD州に戻り、現在ブリスベンオフィスの留学カウンセラーとして、全力で留学生のサポートを行っています。このカウンセラーに質問する