自分の名前は、オーストラリア人には発音しにくいようで、まともに呼んでもらった試しがない。
ちなみに自分の名前は、「マスヨ」。女の子っぽい名前だけど、男です。先日もTelstra(電話会社)のスタッフと話をし、折り返し電話をもらえることになったので、名前を名乗った。もちろん、覚えられにくいことを知っている自分としては、スペルを伝えることも忘れない。 自分「m,a,s,u,y,oでマスヨです」→T担当「マシュヨ?」→自分「違うよ、マスヨだよ!最後はワイオー」→T担当「OK,OK!わかったわ」→10分後... 「マシーラいる?マシーラ。」 これは、わざとじゃないだろうか。最後はoで終わっているのに、マシーラというのは、悪意があるとしか思えない。少なくともメモはとっていないはず。電話を受け取ったスタッフは「うちにはそんなスタッフいないと、答えそうになった」と言っていた。そりゃそうだろう。マしかあってないんだから。 このことをSkypeのステータス欄に書いたら、メルボルンスタッフから「マシーラって何?」「?」「わからない」「林さんが、マシーラって書いてるよ」「え?」「え?なに?」「マシーラ?」「え?」「いいよ、どうせまた意味とか無いでしょう」みたいなことを話していた。これまた悔しい。特に最後の一言は、心に刺さる。 そんな、メルボルンスタッフは、チエ、ミオ、マリと、もうオーストラリア人が間違えにくい代表みたいな名前。たまに、マリは、「Marry」とか間違えられるけど、なんか理にかなった間違え方だ。マシーラとは、「間違いクオリティ」が格段に違う。 この、「自分の名前を、口頭で伝える場所」が身近にもう一カ所ある。スタバだ。オーストラリアのスターバックスでは、オーダーの後に自分の名前を伝える。レジの店員はカップにその名前を書き、実際コーヒーを作るスタッフに渡す。コーヒーが出来ると、その定員がカップに書かれた名前を呼ぶという流れだ。 正直、はじめは「masuyo」をグイグイ押していた。親からもらったこの名前、出来ることなら間違えてもらいたくない。ただ、どうにもこうにも伝わらない。「マシュヨ」「マッスーヨ」「マサイヨ」。。。正直、名前は間違えてもらいたくは無いが、そんなことでコーヒーにたどり着くまでの時間を、浪費したくもない。 そこで最近は、マオ「MAO」と伝えることにした。あいだのSUYを省略だ。するとかなりの確率で通じる!ナイス!ただ、これはこれで問題が出てきた。店員によっては、「おまえ、MAOっていうのか!そうは見えないなー!」と食いついてくるのだ。 はじめは意味がわからなかったが、どうやら、MAOは毛沢東(MaoZedong)のことらしく、毛沢東っぽくないという意味の軽いギャグらしい。当たり前だ!早くコーヒー作ってくれ! もう、さらに縮めて「Mです」。とか言ってみようか。ただ、これで「俺はSだぜ」とか言われたらビビるので、当面はMAOでオーダーしたいと思います。