メルボルンの西側に大きな岩があると聞いて足を運んでみました。You Yangs Regional ParkにあるBig Rock。
車がないとアクセスが難しいですが、メルボルン市内から約1時間の場所にあります。
ここは元々Wadawurrung Peopleが住んでいた場所で、"You Yangs"という地名は、 "Wurdi Youang"または"Ude Youang"から来ていると言われており、Wadawurrungの言葉で"big mountain in the middle of a plain"(平原にそびえる大きな山)の意味だそう。
Big Rockがある山の標高自体は、343mとそれほど高いわけではありませんが、平らな大地に出願する山はとても目立ちます。
Big Rockは、約3億6500万年前に花崗岩が冷えて固まり、数億年の年月をかけて周囲のやわらかい砂岩が侵食され、現在の状態になったそうです。
3億6500万年前といえば、まだ恐竜時代にもなっておらず、地球はデボン紀後期。
息子の好きなダンクルオステウスとかステタカントゥスとかがいた時代。
そして、謎の地球規模での大絶滅が起きた時代でもある。
そんな時代にできたBig Rock、ロマンを感じます(感じない?)。
写真だと伝わりづらいですが、Big Rockから平たい大地を見渡すことができます。
こういう景色を観ていると、小説「始まりの木」(夏川草介著)に出てきた雲照住職の言葉を思い出す。
仏教について、「神様でも仏様でもどっちでもいいんだが、とにかく信じるかどうかは大きな問題じゃない。ただ、感じるかどうかなんだ」......「もともとは難しい理屈なんかない。大きな岩を見たらありがたいと思って手を合わせる。立派な木を見たら胸を打たれて頭を下げる。大きな滝を見たら、滝つぼに飛び込んで打たれるし、海に沈む夕日を見て感動する。誰かが教えたわけでもなく、みんな、そうするべきだと感じただけの話さ。それがこの国の人たちの、神様との付き合い方だ」(p.289)
時にはオーストラリアの雄大な自然に身を沈めてみるのもよいですね。