オージーには敵わないなと思うこと

私は車の免許をオーストラリアで取得したのですが、車に関しては全くの無知。
その時にも何か変だなとは思いつつ、そのまま運転してたら、横を走っている車に乗っている人たちが次々と窓を開けて私に向かって叫んでいるのです。
何かと思ったら、私の車のタイヤの一つがパンクしていて、危ないから車を止めたほうがいいと。
それも何台もの車に乗っている人たちが、必死で伝えてくれたのです。

私は車を道の脇にとめ、当時入っていたRACQ(日本で言うJAF)に電話し、RACQを待っていたのですが、その間約15分の間に、なんと6台もの(!)車が次々と止まってくれて、「大丈夫?」とか「スペアのタイヤを持っているのなら、うちの旦那が今、変えてあげるよ。」と声をかけてくれたのです。全く知らない人たちなのになんて親切なんだろうと本当に感謝の気持ちで一杯になりました。


その少し後のこと。。。

日本にホリデーで帰っていて友達と会ったあと、電車の中でいきなり目の前が真っ暗になり。。。
要は電車の中で倒れてしまったんです。。
目をあけたときには、電車の中で倒れていて、私の周りには人だかりができていましたが、誰ひとり声もかけてはくれず、私は自力で起き上がって電車を降りました。

上の例えは、もちろん極端な例だとしても、日本人は余計なことに関わりたくないのかなと思うのです。他人のことにかまっていられないほど疲れているのではないかと。

そんな心が疲れている日本人に比べて、オージーには心の余裕というものがあるのだと思います。心に余裕があるから、周りを見て、困っている人になんの見返りも求めず親切にできるのだと思います。

心の余裕というもの。日本人はオージーには敵わないのではないかと私は思います。

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