様々な角度から楽しむドックランズ散歩

先日の私のブログ、「住む場所って意外に大事!」でもお伝えしましたが、最近は歩いて近所を散策することが日課となりました。

その中で私がこの約7ヶ月の間で最も歩いた地域が「Docklands(ドックランズ)」です。

ドックランズは、メルボルンのウォーターフロント再開発地区で、CBDと呼ばれる中心部から5分程度と近く、サザンクロス駅のすぐ横から広がる地域を呼んでいます。


アパートメント、レストラン、マリーナを備えたニューキーでの最初の開発から、ドックランズはウォーターフロント地区として発展し、今ではショッピング、ビジネス、公園、エンターテイメント、ダイニング、スポーツイベント、コミュニティイベント、芸術、文化などが混在する地域として広く知られるようになりました。 

なんといってもこの水辺の景色が本当に綺麗なんですよね。お店やレストランの情報はこちらから確認できます!

今回は、レストランや買い物というより、このドックランズの自然や景色を楽しむ為の様々なポイントをご紹介します。

ドックランズと言っても結構広くて、川を挟んで見る景色は場所によって全然違ったりします。今回はこの地図に基づき4つのエリアのビューポイントをお伝えします!

▼黄色エリア:ニューキーからの景色

一番最初に開発が行われた場所でもあるニューキー(NewQuay)。主にレストランがたくさんあり、天気のいい週末は特に賑わいます。ここは主にマリーナの景色を見渡すのが一番綺麗です。

川沿いにレストランやカフェもありますので、そこで食事しながら景色を眺めるのも素敵です。私個人的には、この場所は日中や夕方(夕暮れ時)の散歩をお勧めします!

▼黄緑色エリア:マーベルスタジアム側からの景色

コンサートやスポーツの試合が行われているマーベルスタジアム(Marvel Stadium)にHarbaour Esplanade通りから階段で登ってみてください。

ここから見渡せる高台からの景色は絶景です。ドックランズの景色で最も象徴的な"Bolte Bridge(ボルテ橋)が真正面に見渡せ、下にはトラムが走っています。ドックランズの全体的な景色が見ることが出来ます!

この場所からの景色は日中や夕方(夕暮れ時)をお勧めします!

▼紫色エリア:ビクトリア・ハーバーからの景色

ここはゆっくりお散歩出来る人にお勧めです。スタジアム側からVictoria Harbour Promenade通りに沿って川沿いに歩けます。

途中図書館があるのですが、その辺り、もしくはもうちょっと手前からビルに半分挟まれる観覧車を見るのが私のお気に入りです(笑)

そこからNorth Wharf RDに沿ってもっと奥に入って行くと、観覧車が真正面に見えてきます。
特に天気のいい日だと、水辺に反射する景色が本当に美しくて引き込まれてしまいます。

船着き場なので、場所によっては水面に通路があるので、そこまで歩いていくことも出来ます。なんとも素敵な光景です。

夕暮れ時も息がとまるほどの美しい景色が広がります。基本このエリアは朝から夜までまた景色がぜんぜん違うので、どの時間帯もお勧めです! こちらは夕暮れ時。

また橋と観覧車の両方の景色を一緒に見るには、ここが一番かな!と私的には思います。

▼ピンク色エリア:ヤラズ・エッジからの景色

ビクトリア・ハーバー側からヤラズ・エッジ(Yarra's Edge)に行くときにはウェブ橋(Webb Bridge)を渡っていきます。特に夜は白く光り輝いているので、初めて目にした時は「なんだ、この橋」という感じで興味本位で渡ったのが最初でした。

案外長い橋で恐らく5分ほど歩きます。ヤラズ・エッジにはたくさんのアパートがあるので、この辺りの住人が日常的に市内に行き来するための重要な役割の橋です。

大きなスーパーもヤラズ・エッジにはないので、スーパー帰りの人やお散歩中の人、そしてUberの自転車など、夜でも沢山の人がいます。

私がこのウェブ橋を渡り始めた辺りで必ず足を止めるビューポイントがこちら。
ビルに挟まれた橋が綺麗に見える写真スポットです! 

夕暮れ時はこんな感じ!

そして橋を渡りきると、River Esplanade通り沿いに奥に歩いていきます。

ここではビクトリア・ハーバーを挟んだ、ドックランズの景色が見れます! 特にここで一番好きな場所は公園(Point Park)を超えた辺りからの景色です。少しだけ道が曲がるので、少し川が狭くなりその辺りからみる市内の夜景がとても綺麗です。クラウンカジノが小さく見えます!

そしてRiver Esplanade通りの端まで行くと、目の前に大きく広がるのは、ボルテ橋! 案外大きいです。ヤラズ・エッジは夜のお散歩が私の一番のお気に入りです。

以上が私がおすすめする4つのビューポイントでした。

見る場所によって、そして見る時間によっても全然違う顔をみせてくれるドックランズ。

何回も歩いていますが、いつも心を穏やかにしてくれます。夜は橋や観覧車のライトアップが見れるので、よく歩きますが、ライトが明るくて、散歩している人も多いので、比較的安心して歩けるのも嬉しいです。

そして最後に、ドックランズを歩くにあたり、より楽しめる、私なりの4つのポイントをご紹介します! ゆっくり歩く機会があれば是非気に留めてみてください!

①ラッキーだったら見れる? たまに変わる橋の色
橋の色ですが、通常は上記の写真のように、青色が一般的です。パンデミック時に何度も歩いていたところ、なぜか色の違う日がありました。特別な意味が込められている日もあるみたいですが、通常は気まぐれの変更なのかな、と思います。

多分確率でいうと5-10%くらいの確率で色の違う日があるので、橋の色が違う日はほんとうに嬉しくなって、お散歩の長さもついつい長くなってしまいます。
これが私が今まで見た違う色の橋です。恐らく青色以外だと5種類ほど見ましたが、それぞれの色は一回か2回くらいしかみていませんのでかなりレアな確率です。

②ドックランズ独特の木々たち(Pine tree)
ドックランズに植えられている木は市内ではあまり見ないような木が多いです。

スタジアムの前辺りにずらーっと植えられているこの木は"Araucaria Norfolk Island Pine"という名前でクリスマスツリーみたいでとても可愛くて、この木もドックランズの雰囲気をいい感じにしています。

③豪華船の鑑賞を楽しむ
ドックランズには様々な船が停まっています。豪華客船からプライベートジェット、ヨットまでその時によっても様々です。船好きな方はじっくり外側から鑑賞してみるのも楽しいと思いますよ!

夕暮れ時のドックランズの動画もこちらからどうぞ!


是非天気のいい日に歩いてみてください! 川にはブラックスワンがいたり、市内近郊とは思えないのんびりした空気が流れています。比較的沢山のベンチや座る場所があるので、カフェでコーヒーでも買って、ゆっくり景色を堪能するのもとても贅沢な時間です♪

今回の写真はIphoneや一眼レフで撮っていますが、どれも後からの写真加工なしです! 是非ご自身の目でもこの綺麗な景色を確かめてみてくださいね!

※2021年9月6日の公式ウェブサイトへの投稿で、観覧車「Melbourne Star」の営業は終了の発表がありました。上記ブログは営業されていたときのものになります。

大橋 麻衣子 / Maiko Ohashi

オーストラリア、メルボルン在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 I138)。初めての留学は、シドニーでの短期留学。その後、パースでのワーキングホリデー生活を経て、2006年 ゴールドコーストで、調理師とホスピタリティーの専門学校に進学。レストランで調理師として3年働いた後、キャリア転換でメルボルンへ。日本での事務と接客経験、そしてオーストラリアでの留学経験を活かすため、現職に就く。シドニー、パース、ゴールドコースト、メルボルンと、ほとんどの主要都市で暮らした経験から、都市によって色の違うオーストラリアの良い点・悪い点も含めた留学カウンセリングを行う日々。このカウンセラーに質問する