最近オーストラリアの大学や大学院へ進学したい!という方のお問い合わせを多く頂きます。今の社会情勢を考えますと、オーストラリアの大学へ進学するのは、ご自身の将来の活躍の幅を広げるチャンスになると思うので、どんどんトライして頂きたいです(^^)
さて、日本とオーストラリアの大学、制度や仕組み、色々と違いがあります。
大きな違いの一つは、入学方法です。
日本の大学への入学は、ご存知の通り、一般的には入試を受けて合格をしなければなりません。オーストラリアの大学は、基本的に入試がありません*。英語力、高校や大学での成績、または職歴のある方は職歴も含めて、合否判定が出されます。
日本の高校を卒業して、オーストラリアの大学へ進学をする方法はいくつかあります。代表的なものとして、ファウンデーションという大学準備コースを経て進学する方法です。
例えば、パースにある名門、西オーストラリア大学ファウンデーションの入学条件は下記のようになります。
高校3年生での成績がGPA4段階評価で3~4以上。
つまり、75%以上の成績が必要となります。
大学院の場合は、オーストラリアでNo.1 MBA評価**を獲得したクイーンズランド大学のMaster of Business Administration(MBA)場合、下記のようになります。
関連ある学士号を、GPA7段階評価中4.5以上の成績で取得していること(約65%以上ですね)。
そして、3年以上の就労経験があり、そのうち1年以上のマネジメントのポジションでの経験があること。
日本の大学の場合、通知表の成績が悪かったとしても入試で挽回することもできます。オーストラリアの大学では、学校の成績で評価されるので、一発逆転を狙うことは難しいのです。でも、逆にいえば、普段の成績をあげておけば、世界的に評価の高いオーストラリアの大学に入学をすることもできるのです!
さらに、成績が良い方には、奨学金をもらえるチャンスも広がります(○´∀`)ノ
例えば、学生満足度が5つ星のウーロンゴン大学の場合、出願と同時に奨学金の査定にもかけられ、成績優秀者には年間25%の授業料免除を受けることができます。ウーロンゴン大学国際関係学部の場合は、2013年は年間約19,200ドル(約163万円)の学費がかかるのですが、奨学金適用で年間4,800ドル(約40万円)免除されるのです***。
将来的に色々な選択肢を持っておきたいと考えている方は、ぜひ高校や大学での普段の勉強もがんばって下さい!ただし、大学での勉強は大変ですから、がんばって下さいね。
*学部によて二次試験が課されるところもあります。
**The Economist評価によります。
***日本円は1ドル=85円換算で算出しています。