小説から雑学まで!?大学の個性が見えるフリーペーパーの世界

先日、マッコーリー大学に通う学生さんから「学生自主出版フリーペーパーGrapeshot(グレープショット)のスタッフとして参加している」と聞き、早速、大学公式学生フリーペーパーをチェックしてみました。


日本の大学ではあまり馴染みがないかもしれませんが、海外の大学には、こうした学生がゼロから作る学生フリーペーパーがよく置かれています。

Grapeshot』は毎号ひとつのテーマを決め、学生からエッセイ、小説、レビュー、オピニオンなどを広く募るスタイル。私が手にした号のテーマは、「ニッチ(Niche)」でした。

中を見てみると、これが結構面白い。
いろんな学部の学生がそれぞれの視点で書いていて、ニュージーランドの絶滅種の解説、ニッチな映画の紹介、歴史上の偉人のちょっと怖い裏話、さらには「マッコーリー大学で見られる珍しい鳥のバードウォッチング」について書いている人まで(笑)。
普段の生活では絶対に触れないような雑学や視点がいっぱいで、色んなジャンルの本をつまみ食いするのが好きな「乱読派」の方なら、きっと楽しめる内容です。

すっかり興味が湧いて他大学のフリーペーパーも調べてみたところ、多くの大学で「紙」と「オンライン」の両方で発行されていました。ニュース、アート、オピニオンなど基本のラインナップは似ていても、集まる学生や学部によって中身の個性はガラリと変わるのがまた興味深いところです。

今の時代、スマホを開けばアルゴリズムが「自分の興味がある情報」ばかりを運んできてくれますよね。とても便利ですが、放っておくと知る世界が少し偏ってしまうことも。

だからこそ、キャンパスでこのフリーペーパーを見かけたら、ぜひ手に取ってみてください(もちろんウェブサイトでも読めます!)。

今、同じキャンパスに通っている周りの学生たちは、「どんなことにアンテナを張り、どんなことを考えているのか」が見えてきて、「こんな斬新な見方があるんだ!」と驚くこともあれば、「国は違っても、同世代だと似たようなことで悩んだり笑ったりしているんだな」と気づくこともあると思います。

せっかくのオーストラリア留学。スマホの中の「自分の世界」から一歩飛び出して、現地ならではの「多様な考えや視点に触れるチャンス」をぜひ楽しんでみてくださいね!

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する