「ポッドキャスト」で大学の魅力を発見!


毎日、オーストラリアの大学に進学を考える学生さんからのお問い合わせを受けていますが、いくつもある選択肢の中から「どの大学が自分にあっているのか?」と悩まれる方は多くいます。

その選択基準は、世界ランキング、立地、学費など、様々ありますよね。それでも「もう一つ決め手に欠ける。。。」と悩んでいる皆さんにお勧めなのは、大学公式の「ポッドキャスト」。どんなテーマのものを、誰が発信しているかなどで、大学のカルチャーや個性を感じることができるのです。

例えば、シドニー大学のポッドキャストでは、下記のようなシリーズがあります。

『Raising the Bar』
これは毎年行われているもので、大学の教授陣がキャンパスを飛び出し、なんと「パブ(ファミレスとバーが一緒になったようなところ)」で一般の人に向けて自分の研究テーマを熱く語る、というチャレンジングな企画です。

これって、「学問は大学内で難しく話合われるものではなくて、誰もが参加できるオープンなものだ!」という大学の姿勢や、教授たちの「情熱」を感じるチャレンジだなと思います。こんな熱量のある教授の授業を、あなたも将来受けることになるかもしれないと思うと、少しワクワクしませんか?

『The Solutionists』
こちらは、学長自らがホストとなり、シドニー大学の教授たちと「気候変動」や「未来の医療」「農業におけるロボットとAIの価値」といった世界の大きな課題解決について議論する番組です。

大学のトップが「社会問題を本気で解決するぞ!」という高いビジョンを発信しているとは、大学の「本気度」を感じさせてくれます。こんな議論が行われている大学で学ぶことで、あなたの視野は大きく広がりそうですよね。

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どれも1つは30分ほどのものですが、テーマは多岐に渡っていて、大学教授の視点や見解を気軽に聞けますし、気になる教授がいればそのまま深堀ぼりをして、他の研究なども見ていくことができます。

もちろん、ポッドキャストなどの発信はいろいろな大学で行っていて、大学ごとに発信の仕方や選ぶテーマが異なり、大学のカラーが出ているのが面白いです。

ぜひ、ランキングや費用以外で大学選びをしてみたいと思っている方は、気になる大学のポッドキャストを探して、聞いてみてくださいね。

※Podcastを聞くときはSportify(携帯アプリ)やApplie Podcastであれば、スクリプトの確認やスロー再生も出来るので、英語に自信がなくてもご安心を!

鐵見 尚美 / Naomi Tetsumi

オーストラリア、シドニー在住。豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 G176)。20代半ば、ワーキングホリデーでオーストラリアに。アデレード、パース、シドニーなどに滞在しながらラウンドする。しかし、思うほど英語力がつかなかったことから、その後ゴールドコーストで語学学校に通い直し、ようやく英語を話せる楽しさを知る。帰国後、海外で得られる経験をより多くの人に、と留学会社に就職。2007年、当時の勤務先のシドニーオフィス立ち上げのためビジネスビザで渡航し、2010年永住権取得。現在はオーストラリア留学センターのシドニーオフィスの留学カウンセラーとして、カウンセリングや現地サポートを行う。このカウンセラーに質問する