大学院生活〜チューター制度を活用しよう!

こんにちは。ゴールドコースト支店の田中です。
現役の大学院生として勉学に励む毎日、今回はTutor(チューター)制度についてご紹介したいと思います!
チューターとは、教授の補佐および学生のサポートをする人の事で、大学院(修士・Master)におけるチューターは、同じ分野の博士(Doctor, PhD)課程に在籍している現役学生などが務める事が多いです。自身の学習経験に基づいて、より学生に近い目線でアドバイスをしてくれる頼れる存在。

私が今まで教わったチューターは、修士課程を修了後、社会人を経てから博士課程を学ぶために大学に戻ってきた人や、Aの科目では教授だった人がBの科目ではチューターだったり、色々な人がいました。年齢も幅があって、大学院を卒業したての若い人から、どう見ても教授にしか見えない風格の人まで様々。
まず大学の授業にはレクチャーとチュートリアルという二種類があり、基本的にレクチャーは教授が、チュートリアルはチューターが受け持ちます。(科目によっては両方教授が行う事もあります。)前者は大きな教室で講義を受けるイメージ、後者は学生を小グループに分けてディスカッションやグループワークを中心に行う、日本の大学でいうゼミのような感覚です。

レクチャーでわからなかったところをチュートリアルで質問したり、他の生徒との意見交換をしたり、理解を深めるために重要な役割を持つクラスなので、積極的な姿勢で参加する事が大切です。また、論文やプレゼンなどの課題についてのアドバイスもチューターから受ける事ができます。
私の経験から、チューターとの距離を近くしておく事をオススメします!「仲良くする」というと語弊があるかもしれませんが、積極的に質問をする生徒には真摯に対応してくれるので、遠慮せずにどんどん話しかけましょう。チュートリアルを真面目に受けない生徒は、課題の意図を誤って理解して低い評価を受けてしまったり、最終試験で泣く羽目になります。

チュートリアルの時間以外にも、コンサルティング(個別相談)の時間が設けられているので、私は課題に不安があるときは必ず利用していました。事前に相談に行かずに失敗しても誰も助けてくれませんから!
また、自分が学んでいる分野での実務経験を持った人と交流できる機会としても貴重な場なので、授業の内容だけでなく、チューター自身のバックグラウンドや業界の事など、いろいろ質問してみると良いと思います。

オーストラリアの大学は、待っていて与えられる文化ではありません。しかし積極的に学ぶ姿勢があれば応えてくれる環境があります。みなさんもチューター制度を活用して、実りある学生生活を送りましょう!

田中 和佳子 / Wakako Tanaka

Griffith UniversityのMasterコースにてSportManagementを専攻しています。ビジネスの観点から、競技振興や選手のサポートに関わるべく日々勉強中です。社会人経験を経てからの留学は覚悟のいるものでしたが、新しいことにチャレンジして失敗しても、やらないで後悔するよりは絶対良い!と信じて飛び込みました。迷った時はいつも、女子サッカー元日本代表、澤穂希選手の言葉『どの道を選ぶかではなく、選んだ道で自分がどれだけやれるか』を思い出すようにしています。

※ゴールドコーストオフィススタッフとして2017年7月から2018年1月まで勤務(テキストはその当時の内容となっています)