ウルルへの旅

少し時間が経ってしまいましたが今日は、私が今年の7月上旬にウルルへ旅行をした時のことについて紹介しようと思います!

「ウルル」とはオーストラリアの先住民族アボリジニーの言葉ですが、皆さんには「エアーズロック」という名前の方が認知されているかと思います。もともと先住民族のアボリジニーが神聖な場所として崇めていた山なので、登山客を歓迎していなかったのですが遂に今年10月26日をもって正式に登山禁止になりました。


ウルルに行く!ということもメルボルンに来てやってみたかったことの一つでした。

記憶が正しければ、私が初めてウルルの存在を知ったのは小学生の時に使っていた”ジャポニカ学習帳”に載っていた写真だったのではないかと思います(同じ!という方いらっしゃいますか?)。その後もTVなどで見る機会があったかもしれませんが、私の中では、その学習帳で見た写真は強烈なインパクトがありました。


メルボルンに来て数ヶ月経った4月下旬に友人とウルルに行こうという話になり計画を練り始めました。
とにかく安く旅行をしたいという考えだったので、インターネットで様々な旅行会社のツアーや航空会社の料金を検索/比較しました。
試行錯誤する事2週間もの時間をかけて、やっと自分の都合の良い日時で安いフライトを見つける事ができました。

私が旅行をした7月は日本は初夏になりますが、オーストラリアは真逆の冬の時期になります。ウルルの気温はどうだったかというと、日中は22-23℃まで上がるものの朝晩は3-4℃まで下がりました。メルボルン程寒くなることはありませんが朝晩用にダウンジャケット、日中用に薄手のジャケットを持って行って正解でした。

またウルル旅行で気をつけないといけないのが「ハエ問題」です。特に夏の時期になると、砂漠のようなウルルでは大量のハエが発生し、旅行する際には必ず「虫除けネット」が必要になります。流石に7月は冬の時期になりますし、ハエの数は大分減っていると聞いていたのでネットは持って行かなかったのですが、現地に到着してビックリ!まぁ大量のハエが顔の周りにたかってくるではないですか!

生憎スーパーでもネットが売り切れていて買えなかったので、日中外にいる時は常に手で顔の周りのハエを追い払いながら散策していました。

幸いな事に旅行中は天候に恵まれて、登山許可も下りたのですが、友人が高所が怖いという事で、ウルルへの登山は諦めてガイドさんと一緒に麓巡りに参加しました。
(みなさんが登山をしている様子はこんな感じでした)

麓ツアー中は、ガイドさんが、アナング族(ウルルのあたりにいるアボリジニはアナング族という)とウルルの歴史などを丁寧に説明してくれ、登山道とはまた違った景観を楽しむことが出来ました。

ツアーの中で印象的だったのは、何もない砂漠地帯のような場所に生息している“Desert bloodwood”という木です。
赤い樹液を出すことから、このような名がつけられたようです。ウルルのような降水量の少ない地域で、たくましくそだつ植物もあるんですね!自然の力って本当に凄いですよね。
このように、登山をしなくても十分オーストラリアの大自然や文化や歴史を知る事ができるので、満足出来る内容だと思いますよ!

これからウルルへの旅行を検討されている方の参考になれば嬉しいです♪

雨森 有紀 / Yuki Amemori

2019年の2月下旬にワーキングホリデービザでメルボルンに来ました。海外に住んでみたいという憧れは、大学生の頃からあったものの、なかな行動できないまま数年が経過。「今行かなければ一生後悔する」と思い、渡航に踏み切りました。

メルボルンに来て思うことは、多国籍の人々が色んな背景や夢、覚悟を持ってやって来ていてとても刺激になるということです。
どのような日々を過ごすかは自分次第です。基本的なことかもしれませんが、新しい土地で初心に帰り、新しいことに挑戦するということは大事だなぁと思う今日この頃です。

そんな風に一生懸命頑張るあなたを、全力でサポートいたします!

※メルボルンオフィスアシスタントとして2019年7月から11月まで勤務(ブログはその当時の内容となっています)このカウンセラーに質問する