観光学を学んで地元に活かす

先日用事があり、実家石川県に帰省をしていました。
その時に、久々に加賀百万石の城下町、金沢の街をぶらっと見てきました。

北陸新幹線も開通し、ちょうど桜が満開の時期であったためか、昔の金沢とくらべると驚くほど外国人観光客が多くいました。

JRの職員、バスの運転手、観光地のスタッフ、ショップ店員、外国人への接客は皆さん丁寧ですが、言葉に関しては人それぞれ。あくまですべて日本語で通す人もいれば、英単語を並べてがんばる人、流暢な英語で接客する人もいました。

日本に来ているんだから、外国人も多少の日本語をがんばって欲しいですが、やはり英語ができたほうが金沢の魅力を発信できるんだろうなぁ、と思います。

あと、もっとわくわくするような観光場所にできるんじゃないかと思っていました。

例えば、金沢城の一部は、当時の建築法を使って徐々に復元されています。

復元された五十間長屋や葵櫓は、復元建築自体とても価値があるものだと思いますし、外観は圧巻です。ただ、中に入るとがらんとしていて、ここで実際どういったことが行われていたのかを感じることができず、ちょっと寂しい気もします。

予算の都合や復元した目的、色々と考える点はあるかもしれませんが、もっと加賀百万石の息吹が感じられるものにすればいいのに、と思います(と、部外者が偉そうにいうのもなんですが・・・)。

オーストラリアの大学で、日本人に人気の専攻の1つはツーリズム(観光学)です。

多文化社会であるオーストラリアでツーリズムを学び、英語はもちろんですが、その知識やスキルを活かして地元に貢献する、ということも面白いかも、と思った帰省でした。

坂本 岳志 / Takeshi Sakamoto

オーストラリアのメルボルン在住。豪政府公認PIER教育カウンセラー(QEAC登録番号:H297)。日本の大学を卒業後、日常英語もままならないレベルから、メルボルン大学大学院進学を決意。卒業後は、日本の商社で海外取引に3年携わる。現職に就いたきっかけは、メルボルン大学と商社時代に感じた「危機感」でした。各国の優秀な人材が海外で経験を積み、どんどん活躍していく中、日本の縮小を実感し、何か自分が役に立つことができるのでは、という思いから留学業界へ転職。東京オフィス→パースオフィス→石川県でリモート勤務を経て、2021年2月よりメルボルンに戻り、主にオーストラリア全都市の大学・大学院進学希望者のカウンセリングとサポートを行っています。このカウンセラーに質問する