グループメイトが大切!MBA Internationalの課題事情

オーストラリアの大学には様々な国から来た留学生がいます。一人一人、もちろん性格や英語のアクセント、また専攻科目への知識量なども全然違います。そして、勉強に対する姿勢も個人によって様々です。

私のコースではグループ課題がとても多く、グローバル化が進む社会で将来の経営者やマネージャーとして多種多様な人々と働く事の練習の一環でもあります。私の今までのクラスメイトはインド人、コロンビア人、フランス人、フィリピン人、インド人、エストニア人、ブータン人など本当に世界中から来ています。そして、それぞれの良さ悪さがグループ課題中に見えてくるのが面白くも大変な所です。

一概には言えませんが例として、インド人のクラスメイトはファイナンスなど数字にすごく強い、ヨーロッパからの学生は週末に課題をしたがらない、暖かい気候の国の出身者は課題を取り組み始めるのがゆっくりめ、、、などなどもちろん個人によって違いますがステレオタイプのようなものを感じる時はあります。



グループ課題に取り組むにあたり、こういった個人や文化の違いを上手く理解し合って、効率的にチームワーク良く行うことが大切です。全体的に大学院にいる学生は目的意識も高く、多くの人は良い成績を目標にしていると言えます。多様な考え方をもったチームメイトが集まると、課題のトピックへの考え方や捉え方の幅が広がるので、とても勉強になりますし、必然と成績も良い結果がもらえることが多いです。

しかし、中にはグループ課題を得意としない人もいます。個人のパフォーマンス力はすごくても、チームワーク力が低い人。また締め切りや待ち合わせ時間にルーズな人もいます。。。


私がファイナンスのグループ課題に取り組んでいた時の話ですが、1人のグループメイトが自分のタスクをグループで決めた日程までにやってきていませんでした。本来ならその人にすぐにやるように言うところですが、その日は課題の締め切り前日であまり時間がなく、その人のパートが終わっていないと先に進めることが出来なかったので、徹夜でその人の分の穴埋めをし、締め切りギリギリで提出をしたことがあります。

こういった状況はどうしても避けたいところですが、高校のようにクラスメイトを良く知っているというわけでもないですし、グループ課題は時間が通常かかるので、クラスが開講されたすぐに席がたまたま近くになった学生どうしなどでグループを作っている人が多いです。

そうするとグループメイトや自分の成績は運にもよるのかということになりますが、私は過去の痛い経験を活かし、最近行っていることがあります。

それはクラスで良く発言し、科目に対する知識や理解がある人、またクラスの前の席に座っている人とグループを組むために、はじめの2、3週間授業が終わった後で自分から話しかけ、グループ課題を一緒にやろうと伝えます。

一見、単純でシンプルなことだと思われるかもしれませんが、科目によってはグループ課題の成績が全体成績の半分を占めることもあり、もし課題の成績が悪いとその科目自体を落とすことになるので、グループメイトは本当にすごく大切です!

川口 知子 / Tomoko Kawaguchi

元々英語の勉強が嫌いな私でしたが、大学の交換留学プログラムでパースのマードック大学へ1年間留学したことがきっかけで、海外で学ぶことの楽しみに目覚めました。翌年の2014年、ワーキングホリデーで再びパースへ戻り、約1年かけて大学院進学の準備をすすめ、2015年エディスコーワン大学のMBA(International)へ進学。現在は、大学院生としての日々を送る傍ら、オーストラリア留学センターパース支店のインターンとして、学生目線から、様々なお役立ち情報を発信しています。

※パース支店スタッフとして2016年から翌年2月まで勤務(内容は当時のままとなっています)