シドニーはすっかり寒くなり、毎朝布団から出るのが辛くなってきました。
寒くなって来るこの時期、日本の冬と同様にオーストラリアでも毎年インフルエンザが流行するのですが、今年もそろそろそんな時期になってきました。
ちなみに私は3年前の冬、セカンドワーホリ真っ最中の頃に、突如インフルエンザBにかかり、治りかけた時に続けてインフルエンザAにかかるというまさかのダブルパンチを受けました。

海外に来て心配なことの一つに病気になったときのことが挙げられると思います。
日本では病院にかかったことがないという健康な人も、留学中の生活環境の変化から些細なことで体調を崩してしまうこともあるかもしれません。
「診察の時に何を確認したら良いの?」「こんなこと医師に聞いても大丈夫?」などなど、医療機関へかかる際は疑問に思うことや不安を感じることもあると思います。
過去4年間のオーストラリア滞在中、以前の仕事経験やプライベートも含め、30回以上オーストラリアの病院やGeneral Practitioner=GPと呼ばれる一般開業医(クリニック)、歯医者への受診を付き添った私の経験から、受診時に確認しておくべき3つのポイントをまとめてみたので、是非参考にされてみて下さいね。
①薬の飲み方

診察をした医師から処方箋(Prescription)を受け取り、薬局にて処方箋(Prescription)をもとに処方してもらう「院外処方」と、日本語医療センターなどのGP(クリニック)や病院内で処方される「院内処方」があります。どちらの場合であっても薬が処方されたら、必ず以下のことについて確認しましょう。
・薬を飲むタイミング(起床時、食前、食直後、食後、食間、寝る前、症状がある時など)
・薬の量(一回量、一日の上限量など)
・薬の内服中止のタイミング(処方された量を全て飲みきったら終了、症状が無くなった時点で終了、次の診察日まで内服継続など)
・薬の量(一回量、一日の上限量など)
・薬の内服中止のタイミング(処方された量を全て飲みきったら終了、症状が無くなった時点で終了、次の診察日まで内服継続など)
一般的に抗生物質や抗ウイルス薬の場合は、例え服薬中に症状が良くなったとしても予め医師から処方された分の薬は飲み続ける必要があり、咳止めや痛み止めなどは、症状が良くなったら内服を中止する指示がある場合が多いので、どのタイミングで内服を止めて良いのかを必ず医師に確認しましょう。
②診断書(Medical Certificate)の発行依頼

また、仕事を休む場合も同様に診断書(Medical Certificate)の提出が必要になることもあるので、必要時は診察の際に「学校(または職場)に提出するための診断書の発行をお願いします。」と医師に直接依頼しましょう。
診断書(Medical Certificate)に厳密な書式の規定はありませんが、診断書をもらったら、主に以下の内容が書かれているか確認しましょう。
・診察した医師の名前とサイン、医療機関の名前と住所
・患者の名前
・診断書の提出先(学校名、雇用主名、保険会社名など)
・診察日または診断日
・医師が判断した患者の病気や状態の重症度など
・医師が判断した患者の仕事復帰や復学見込み日
・診断書が発行された日付
・患者の名前
・診断書の提出先(学校名、雇用主名、保険会社名など)
・診察日または診断日
・医師が判断した患者の病気や状態の重症度など
・医師が判断した患者の仕事復帰や復学見込み日
・診断書が発行された日付
オーストラリアでは、患者のプライバシー保護の観点から、診断書(Medical Certificate)には必ずしも病名の記載が求められるわけではありませんが、診断書の提出先によっては、病名の記載がリクエストをされるケースもあるので、必要であれば医師に病名も含めて記載してもらうよう依頼しましょう。
③再診日または検査結果の受け取り方法

多くの場合は、以下の方法で検査結果を聞くことができます。
・再度病院やGP(クリニック)へ行き、医師から検査結果を聞く
・電話で医師から結果を聞く
・電話で医師から結果を聞く
再度病院やGP(クリニック)に行って検査結果を聞く場合は、診察終了後に再診日(次の診察日)の予約をして帰宅する場合がほとんどですが、中には「検査結果が届く◯日以降で、いつでも都合が良い時に来て下さい。」と言われることもあるので、検査結果がいつ頃分かるのか、検査結果確認のために再診予約を取るべきかを確認しましょう。
電話で検査結果が聞ける場合は、検査結果がいつ頃分かるのかを事前に確認し、その時期を過ぎても検査結果の連絡が来ない場合は、折返し病院やGP(クリニック)に問い合わせてみましょう。

病院に関わらず、オーストラリアでは分からないことがあったら自分から聞きにいく姿勢がスタンダードです。
「医師から説明されなかった。」「誰も教えてくれなかったので知らなかった。」と言っても、「疑問に思っていたにも関わらず、なぜその時に自分から聞かなかったの?」と言われてしまうことが多々あります。
少し厳しいような気もしますが、一方で、診断や治療方針について疑問があれば患者は理解できるまで医師に確認することができるので、患者としての権利が守られていることを強く感じます。
基本的に診察中は患者の話を良く聞いてくれる傾向にあり、患者の疑問や不安に対して真摯に答えてくれる医師が多いので、必要時は安心してオーストラリアの医療機関を受診されて下さいね。