ネイティブと関係を築くために工夫していた3つの事

 

電車やスーパー、ビーチ散歩中にばったり知り合いに会って立ち話をしたり、行きつけのカフェの店員さんに「ユリはカプチーノだよね☆今日は月曜日だし、特別にラージサイズにしておくね〜」とサービスしてもらっちゃったり。

「あー私はパースで生活してるんだなぁー♪」と幸せに感じる瞬間でした。



旅行とは違い、生活をしていくとそこに住んでいる人々と関係が築かれていく。

少しずつ時間をかけて。

ネイティブと関係を築く際に私なりに工夫していた3つの事をお伝えしようと思います。

【Mate精神を持って接する】



“G’day Mate!”が挨拶のオーストラリア人。いつも明るくとっても気さくな彼ら。お店でも散歩ですれ違った人でも気軽に声をかけてきてくれます。(パースはフレンドリーな人がとても多かったです♡)それに対して自分もちゃんと応えようと思っていました。

 

よく会う人には名前を聞いて、特徴や話した内容をノートに記す。次会ったらどんな話をしよう?と考えてみたり。(相手からしたらちょっと気持ち悪いかも?!笑) でもその時は早く仲良くなりたい一心でした。
現地の学校で日本語を教えていた私は職場の先生やスタッフ達に加え、生徒達の名前も覚える事に。教えていた小学5年生から高校3年生までをあわせるとその数100人程!

はじめのうちは似たような名前や顔に苦戦。泣
“Hi Jo! How are you?”  “Hey Georgia, I like your hair style today!”

必ず名前と挨拶のセットで接し、みんなのことを覚えていきました。



お気に入りのカフェは常連に。挨拶をしていくうちに店員さんとも打ち解け、

「週末なにしてた?」「今度ビーチで無料のアートフェスティバルがあるよ!」「クレアモントのクリスマスマーケットが可愛くて、キャンドルたくさん買っちゃった!」なんて情報交換することも。
「お客さんから大量に庭になってるライムを貰ったからユリ持っていって」と言われた時は、そのまま職場のスタッフにもそのライムをお裾分け♪



まずは仲良くなりたい!この人たちは仲間だというMate精神を持つことが大事

そうすることで相手も自分のことを認識していってくれたように思えます。

【積極性を心がける】



相手から話しかけられるのを待つのではなく、自分から話しかける。気になるマーケットやカフェに誘ってみる。積極的に自分から動くよう心がけていました。実際にはとてつもなく勇気がいります。英語が通じず、悔しい思いをすることも多かったです。でもたった一年のオーストラリアでの生活。恥ずかしがったり、落ち込んでいる時間も惜しいと感じるようになっていました。
自分から挨拶をし、声をかけ続けることで、最初は話す事も緊張していた職場のスタッフにも婚約パーティーに誘われたり、仕事終わりのカフェタイムが恒例化したりする仲に。
失敗してもいい。恥ずかしい思いをしてもいい。「失敗しないことが失敗」だと思って、積極的に行動することで、得ることが出来たんだと思います。

 

【自分時間を大切にする】



忙しく過ごす日本では、あまり取ることの出来なかった自分時間。しかし、ゆったり時間が流れるパースでは、お菓子作り、DVD鑑賞、読書や日記、パースの美しい町並みやビーチをお散歩。。。そんな風にのんびり過ごすことも出来ました。
1人の時間を作り、自分と対話する事で考えている事がまとまったり、人としての引き出しを少し増やせたと思います。また、そうする事でネイティブの彼らに会う時に話せる事が出来ていたりもしました。


人とのつながりから仕事が決まったり、きれいな景色や空間を共有し、素敵な体験が出来たり。。。

出逢いは本当に面白く、人生を大きく変える要素のひとつです。

「時間」と同じように「人との出逢い」も神様から平等に振り分けられたものだと私は思います。そこからどう関係性を築き上げていくかは人それぞれ。
素敵な人と関係を築くにはまず自分がちょっぴり工夫して素敵になることも大事。

なりたい自分になれれば、自分が憧れている人ともきっと仲良くなれるはず。

ネイティブと友達になりたい!と思ったら、まずは自分がネイティブに仲良くなりたいと思われる人になることが必要不可欠だと実感しました。

杉原 由里 / Yuri Sugihara

豪政府認定教育エージェントカウンセラー(QEAC登録番号 S021)。高校時代のパース留学は毎日が新しい発見の連続でした。文化、人種もさまざまな環境に身を置くことで、相手を理解し、自分の意見や考えをしっかり伝えるには英語力にプラスして人間力も必要だということを実感。
また、その時に抱いた「世界をもっと見てみたい!自分の足で歩き、いろんな人や物に出会いたい!」という気持ちを大切にし、12年後。専門学校のスクールカウンセラーの仕事を辞め、友人と2人で世界横断の旅へ!

旅から帰国した私が再び向かった先は、自分の原点であるパース。インド洋に面する美しい町、パースで生活を送る中で、楽しいこと、悔しいこと、さまざまなことがありました。でもひとつずつ壁を乗り越えていくことで、自信がつき、どんなことも楽しめる自分に。
「人生を思いっきり楽しむ」ということを教えてくれたパースは私にとってかけがえのない場所になりました。

「やってみたい」という気持ちを大切にし、行動にうつすこと。そして一生懸命になることで、見えてくる景色があります。人生の絶景、見てみませんか?

パースで生活してきたからこそ、日本で生活していて感じることや思うこと、留学に役立つ情報を発信していきたいと思います。このカウンセラーに質問する